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2020年11月8日
ソファや椅子の端材で作られるoff-cutコレクション|Thomas Eyck
Thomas Eyck|トーマス・アイク
ソファや椅子の端切れや残留物から生まれる個性豊かな馬
オランダのデザインメーカー「thomas eyck」が今年9月に発表した「off-cut コレクション」。中でもクリスティン・メンデルツマがしたという室内装飾品『gelderlander』(ヘルダーランダー)に着目したい。
Text by WAKABAYASHI Satsuki
「Gelederland」社は1936年創立のオランダの家具メーカー。耐久性のある素材を採用し、高品質で長く使えるよう仕上げられたソファや椅子に人気が集まっている。
その製造過程でできる限り廃棄物は制限するものの、どうしても出てしまう端切れや残留物に新たな命が吹き込まれた。
考案したのはオランダ人女性デザイナーのクリスティン・メンデルツマ。彼女が導き出した一つの回答がこの馬のオブジェ『gelderlander』(ヘルダーランダー)である。
これはオランダで開発された馬の混血種“Gelderlander”と、「Gelederland」社の製造する家具の共通する特徴から導き出されたもので、どちらも堅実で従順な働きと長い寿命を誇っている。
この馬はそれぞれソファや椅子の張り地として使われた生地の端切れを利用しているため、同じ柄のものは少なく選ぶことも一期一会を楽しめる。
糸のほつれや生地のくせなど、それぞれ個体差ですらストーリーになる。自宅用にもギフトにもじっくりと選んで欲しいアイテムだ。
gelderlander
- 価格|1万3200円~
- サイズ|W30×D8×H30 cm
- 素材|コットン、ウールなど
問い合わせ先
black&white
Tel.045-228-8430
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