いよいよカシオがスマートウォッチに参入|CASIO
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新世代のリストデバイス「スマート アウトドア ウォッチ」を発売
アウトドアで利用者の多い腕時計ブランドとして知られるカシオがスマートフォンやスマートフォンに搭載されているGPSと連携し、腕時計に位置情報を表示させることができる本格的なアウトドア用リストデバイス「スマート アウトドア ウォッチ WSD-F10」を発表した。既に多くのスマートウォッチが発表されているが、最新デジタルデバイスの開発で知られる同社の特徴をさっそくご紹介しよう。
Text by KAWADA Akinori
MILスペック準拠のタフデバイス
2015年の時計シーンは、スマートウォッチ元年と呼ぶべき状況で、各社がそれぞれ自社の時計とスマートフォンとの連携を模索した年だったと言える。すでに大看板の「G-SHOCK」とスマートフォンを連携させ、メールなどデータの受信の報知、ミュージックデバイスの操作などを可能にしており、「エディフィス」では、スマホのネットワーク時間と連動して時刻を補正するワールドタイム機能を実現してきた。
そんなカシオが、自社が得意とするPADとBluetooth搭載のデジタルカメラの技術と腕時計で培った技術を融合させたリストデバイスを発売する。
その核となるのが、さまざまなスマートフォンおよびセンサー類とアプリとの連携による多彩な機能である。例えば、トレッキングやサイクリングなどで、標高の変化がわかれば、レース配分にも役立つし、日の出・日の入り時刻などがわかれば、決定的な自然のシーンを見逃すこともない。タイドグラフ機能もあるので、フィッシングで魚の活動が活発になるタイミングを正確に知ることも容易になる。
ディスプレイは2層のTFT液晶を搭載、細かい描写はカラー、電力消費を抑えるときには、モノクロを選択可能。ルートのマッピングが可能。道順のナビゲーションというだけでなく、各種の情報を表示させることもできる。天候やルートの追跡・記録といった、総合的な情報の取得も可能になる。
そして、カシオのデジカメ「EXILIM Outdoor Recorder EX-FR100」とも連携可能である。例えば、ヘルメットやバッグのホルダーに装着したカメラを、リモートコントロールして撮影することもできるので、自然のスペクタクルを目の前にして、シャッターチャンスを逃すこともない。
ディスプレイには、さまざまなレイアウトの時計やセンサー情報を組み合わせて表示させることができるため、全4色用意されたケースカラーとの組み合わせも楽しくなる。
機能については、アメリカ国防総省が米軍の装備調達に課す軍用規格であるMIL-STD-810に準拠したテストを課し、落下、振動、湿度、太陽光照射、低圧、高温、低温、温度衝撃、氷結に関しての基準をクリアしている。耐久性に関しては、軍用の制式装備と同等のお墨付き。しかも、マイク機能装備していながら、5気圧防水が確保されている。
このように、スマート アウトドア ウォッチは、『G-SHOCK』をはじめとする腕時計と、各種の電子デバイスで技術を磨き上げた、カシオの集大成とも言えるツールであり、あらゆるアウトドアシーンで実力を発揮できる真の実用性を備えた、アウトドア向けアイテムの決定版だ。カシオのDNAを継承するリストデバイスが誕生した。
スマート アウトドア ウォッチ WSD-F10
サイズ|縦61.7✕横56.4mm
厚さ|15.7mm
バッテリー|マグネット圧着式端子による充電。通常使用:1日以上、時計のみ使用:約1カ月以上の電池寿命のリチウムイオン電池、寿命は使用環境によって変動
センサー|圧力(気圧/高度)センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー。方位(磁気)センサー
OS|アンドロイドウェアを搭載、各種スマートフォンアプリと連携可能
ストラップ|ラバー
防水|5気圧
発売時期|3月末予定
価格|7万5600円
カシオ計算機お客様相談室
Tel.03-5334-4957(WSD-F10専用)
http://wsd.casio.com/