Helinox社の技術を集結させ完成した最高級アルミニウム合金BE@RBRICK登場! 【Helinox Inc. CEOインタビュー】 | MEDICOM TOY
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2023年6月7日

Helinox社の技術を集結させ完成した最高級アルミニウム合金BE@RBRICK登場! 【Helinox Inc. CEOインタビュー】 | MEDICOM TOY

MEDICOM TOY|メディコム・トイ

Helinox × BE@RBRICK Edition One 400%

アウトドア・ファーニチャーの世界的ブランドであるHelinox(ヘリノックス)が、同社の象徴ともいえる軽量アルミを使用したBE@RBRICKを制作。その発売を記念して、Helinox Inc. CEO Young Lah(以下、YL)に話を聞いた。

Text by SHINNO Kunihiko|Edit by TOMIYAMA Eizaburo

全世界50個のみ販売の超限定プロダクト

Helinox(ヘリノックス)は、HILLEBERG社をはじめとする世界の一流アウトドアブランドに、テント用の軽量アルミポールやパーツを提供しているDAC社(1988年創業)が立ち上げたブランド。日本でも大ヒットした「Chair One(チェアワン)」をはじめ、高強度、軽さ、驚異的な携帯性、快適性を兼ね備えた革新的アウトドアファニチャーをデザインし、世界中で人気を博している。
今回紹介するメディコム・トイとコラボレーションによるBE@RBRICKは、Helinoxの特徴である軽量アルミを使ったシアンブルー(cyan blue)のボディが美しい一体。前面にはHelinoxのマーク、背面にはHelinoxのデザインチームからのメッセージが入り、チェアワンの技術を生かした専用ケースが付属。全世界50個のみ販売の超限定プロダクトとなる。
発売を記念して、Helinox Inc. CEO Lah Young Whan代表にHelinox社の成り立ちやユーザーからの反響、そして今回のコラボレーションについてお話を伺った。

日本でも様々なイベントでの活用度が高いチェアワンは愛されています

──インタビューに登場いただきありがとうございます。この機会に改めてブランドについて読者に紹介させていただきたいと思います。そこでまず、Helinoxとはどんなブランドでしょうか。成り立ちや社名の由来について教えてください。
YL Helinox(ヘリノックス)のスタートは2009年12月、Eclipse(イクリプス)のロゴとともに始まりました。ブランド名はギリシャの太陽神「Helios」と夜の女神「Nox」からモチーフを得たものです。
Helinoxは、高いデザイン性を基本とする製品と、優れたブランディングで世界から認められているグローバルアウトドアブランドです。 いつ、どこでも快適な休息(At Home, Anywhere)」をモットーとし、軽量性と携帯性を兼ね備えたアウトドアファニチャーを製作しています。
現在、アーティスト、ファッション、IT企業など様々なコラボレーションを通じて、新しい文化を創造していくことにも関心を持っており、コスメやキャラクターにもその領域を少しずつ拡大しつつあります。
──Helinoxといえば、軽量でコンパクトな「Chair One(チェアワン)」が現在に至る人気の火をつけました。製品が生まれた背景や、当初の製品コンセプトを教えてください。
YL 軽量でありながら耐久性に優れ、キャンプ場だけでなく、デザインスタジオのどこかに置いても似合うような美しい製品を作りたいと思っていました。 そこで、様々な経験とアルミニウム技術力をもとに、Helinoxの象徴的なシアンブルー(cyan blue)のフレームを持つチェアワンを作り出しました。軽量性、携帯性、そして耐久性の間で完璧なバランスを成し、どんな環境の中でも誰でも簡単に使えるファニチャーです。
──超軽量なアルミフレームは、テント用のポールやパーツの技術から生まれたそうですが、他社との違いなど優れている点はどこにあるのでしょうか。
YL 他社様と違う点は、アルミフレームがしなやかで弾性に優れていることです。それを可能にしているのは、ポールを均等に作る技術です。ポールの端から端までが均等でないと、一点に力が集中してすぐに折れてしまいます。テントなどは特に均等に力が分散されることで、耐風圧などのクオリティで違いが出ます。
──現在はテーブルやコットのみならず、バッグやアクセサリーなどラインナップを増やしています。商品開発において心掛けていること、軸を置いていることを教えてください。
YL キャンプファニチャーに限らず、様々な市場に溶け込むことができる製品を計画しています。当社のファニチャー製品と相性が良いのはもちろん、最新のデザインと消費者のライフスタイルを考慮することで、日常生活でも使うことができる商品開発に焦点を当てています。
──日本における現在の人気商品を教えてください。また、その理由についてどのようにお考えですか。
YL やはり「チェアワン」です。音楽に対する関心が高い日本の方々は、伝統音楽からJ-POP、ロック、クラシックなど様々なジャンルの音楽を楽しみ、屋外フェスティバルに参加する人が多いですよね。
フェスティバルを通じ、自分のファッションやスタイルを表現しようとする若者から、70~80年代の音楽を一緒に楽しみたいと思う年齢層まで、様々なイベントで活用度の高いチェアワンは愛されています。
──これまで、日本向けにはどのような店舗展開やプロモーションをおこなってきたのでしょうか。
YL メインターゲットとなる方々が好むスタイルを分析し、コラボ選定に必要な基準を設け、日本の一つの文化として定着した花見、花火大会など色々な野外活動で当社の製品が使用されるよう、雑誌・ウェブマガジン・ブログを通じて製品紹介やプロモーションを行ってきました。
その他、Neighborhoodをはじめ、ストリートウェアのBape、高品質を象徴するTSL(The Superior Labor)、最新トレンドを反映するAFEブランドとコラボレーションを行い、ブランドの認知度を高めました。 差別化された製品と興味深いコンテンツで様々な分野の消費層の心をつかむことができました。
過去に行ったNeighborhoodとのコラボアイテム
──国によって売れている商品に違いはあるのでしょうか。
YL 国の大きさや文化によって、キャンプのスタイルは少し異なります。
アメリカ/ヨーロッパの市場は国立公園や野生地域などでのテントキャンプやバックパッキングを好むため、アウトドアラインのチェアゼロ、チェアワンなどのスタンダード製品が好まれます。
韓国市場では、キャンプ場やオートキャンプ場などで、流行りのレジャーキャンプをすることが多いため、クールなタクティカルラインが人気です。
──最近ではMaison de Vacances、UNDEFEATED、PENDLETON、F.C.Real Bristolなどとのアイテムが発売され、fragment designとのコラボレーションも大きな話題になりました。Helinoxが考えるコラボレーションへの期待と、これまでの反響についてお聞かせください。
YL おかげさまで、沢山のブランド様よりコラボレーションのオファーをいただいています。それは、技術力に裏付けされたHelinox製品が信頼されているからこそ可能なことでもあります。
当社は、アウトドアブランドとファッションブランドの間でコラボレーションが活発ではなかった時期から地道に進めてきました。 コラボレーションを通じて、新しい可能性を発見し続け、既存のHelinoxのインラインを再解釈し、新鮮で、差別化された製品を作り出しました。このような過程を通じて、Helinoxのお客様にも様々なブランドを紹介できることも嬉しく思います。

Helinoxの象徴的な「シアンブルー」のBE@RBRICKは想像するだけでもワクワクしました

──今回メディコム・トイのBE@RBRICKとのコラボレーションはどのような経緯で実現したのでしょうか。魅力を感じた理由も教えてください。
YL これまで様々なブランドとのコラボレーションを行い、機知に富んだBE@RBRICKのデザインが興味深かったです。
当社はHelinoxの独創的なアルミニウム技術をテーマとしたコンテンツを企画していました。そんなとき、面白いコンテンツと、一貫して高い品質でBE@RBRICKを作り出すメディコム・トイ様を見て、Helinoxに似ていると感じました。そんな当社の小さなアイデアから始まった、Helinoxの象徴である「シアンブルー」のBE@RBRICKは、想像するだけでもワクワクしましたし、Helinoxとメディコム・トイの出会いで素敵な作品が生まれるだろうと考えました。
──超軽量アルミニウムをBE@RBRICKのかたちにして量産化するのは、大変だったのではないかと思われます。製作上のエピソード カラー、デザイン、仕様など、こだわったことなど、エピソードがあれば教えてください。
YL BE@RBRICKの製作は、エンジニアも大きなチャレンジでした。
BE@RBRICKの構造上、重心が頭の方に位置し、自立することが難しかったため、これを解決するための方法を試行錯誤しました。その問題をクリアしたときの達成感は、今でも鮮明に覚えています。
また、堂々と立つことができるだけでなく、様々なモーションが実現できるよう、腕と手が脱着できるようになっています。
その他、当社の技術的な特徴であるアルミニウム素材にAnodizing加工を施すことで、Cyan Blueの色を出しています。
BE@RBRICKのケースは、Helinox社のフィールドオフィス(Field Office)製品の特徴を活かし、この為にデザインしたバッグとアルミポールで製作しました。すべての工程で、多くの達成感とやりがいを感じることができる楽しい時間でした。
──どういった層にこのBE@RBRICKを手にしてもらいたいですか。
YL 今回の Helinox X BE@BRICK コラボレーション製品は、 誰よりもベアブリックを長く愛してきたファンの方々の関心を持っていただきたいです。ヘリノックスが特別にアルミで作った今回のベアブリックが、多くの方々に愛されてほしいです。
──今後メディコム・トイと何か一緒にやってみたいことはありますか。
YL メディコムトイとの仕事が楽しかったので、継続的な関係を維持し、新しくて気ままにプロジェクトを続けていきたいと思います。 今後も相互に有機的に結び付き、相乗効果を継続し続けたいと思います。しいて言えば、PVC トイ(ソフトビニールトイ)に挑戦したいです。
──最後に、これから夏にかけて本番を迎えるアウトドアシーズンに向けてHelinoxが予定している展開について教えてください。
YL 5月20日、日本に「ヘリノックスクリエイティブセンター東京(HCC 東京)」をオープンしました。 海外初のフラッグシップストアであり、世界の人々が集まるファッションとショッピングの中心地・原宿に位置しており、多様な年齢の内・外国人消費者に様々なヘリノックス製品を直接紹介しています。 また、日本のお客様の反応を継続的に見ることで、それを反映した様々なサービスを提供しようと考えています。
Helinox × BE@RBRICK Edition One 400%
サイズ|全高約280mm
発売日|2G及びMEDICOM TOY PLUSにて数量限定で2023年6月発売予定
価格|52万8000円(税込)
※数量限定となります。品切れの際はご容赦ください。
©️ 2023 Helinox
BE@RBRICK TM & ©️ 2001-2023 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
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営業時間|11:00~20:00
※最新の営業時間は渋谷PARCOのHPにてご確認ください
定休日|不定休
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住所|大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋PARCO2F
営業時間|10:00~20:00
※最新の営業時間は心斎橋PARCOのHPにてご確認ください
定休日|不定休
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定休日|年中無休
TEL|03-3479-5555
MEDICOM TOY PLUS NAGOYA
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営業時間|11:00 ~ 21:00
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定休日|不定休
TEL|052-228-0287
問い合わせ先

メディコム・トイ ユーザーサポート
Tel.03-3460-7555

                      
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