空前の大ヒットとなったアウトドアスパイス『ほりにし』がBE@RBRICKとコラボした理由 | MEDICOM TOY

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ほりにしBE@RBRICK 100%セット / ほりにしBE@RBRICK 400%

ひとふりするだけで、食材の美味しさが倍増すると話題の『アウトドアスパイスほりにし』。キャンプ好きのSNSから火がつき、今では一般家庭でも人気のアイテムとなっている。そんな『ほりにし』のBE@RBRICKが登場！ 100％は限定ラベルのスパイス付きというのもユニークだ。

Text by SHINNO Kunihiko｜Edit by TOMIYAMA Eizaburo

キャンプ時間をゆっくり過ごすためのスパイスとして誕生

2019年の発売開始以来、累計販売本数200万本を超える大ヒット！アウトドアスパイスブームの火付け役となった万能調味料『アウトドアスパイスほりにし』が、メディコム・トイとのコラボレーションでBE@RBRICKを発売する。そこで「アウトドアスパイスほりにし」発案者である、堀西晃弘さんに開発のきっかけや今後の展開について話を伺った。

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空前の大ヒットとなったアウトドアスパイス『ほりにし』がBE@RBRICKとコラボした理由 | MEDICOM TOY

堀西晃弘
1980年6月2日生まれ。和歌山県出身。幼少期よりテントを担いで野宿をしながら渓流釣りを楽しみ、中・高校時代はスケートボードとバスフィッシングに没頭。現在アウトドアショップ『Orange』の敏腕マネージャーとしてお客様にキャンプの楽しみを伝える一方、プライベートではフィッシング三昧の生活を送っている。二児のパパ。

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どんな食材にも合うオールマイティなアウトドアスパイス

和歌山県かつらぎ町にある関西屈指のアウトドアショップ『Orange』（オレンジ）。同社でマネージャーを務める堀西晃弘さんは、キャンプやアウトドアの際に何種類もスパイスや調味料を持って行く煩わしさを無くすため、ひとつのスパイスでどんな食材にも合うオールマイティスパイスを作れないものかと考えた。そこで出来上がった商品が『アウトドアスパイスほりにし』なのだ。

「発売開始は2019年の４月です。静岡県富士宮市で開催された『GO OUT CAMP』というアウトドアイベントに出店し、来場者の方にひとりでも多く手にとっていただきたいと思い、定価780円＋消費税のところを税込500円のワンコインで手売りさせていただきました。そうして全国のイベントを回っているうちにSNSで話題になったんです。また、たけだバーベキューさんという吉本の芸人さんが『ほりにし』を使ったレシピをいろいろ考えて宣伝してくれたりもしました。
その後、コロナで『おうち時間』という言葉が生まれると、アウトドアスパイスだけど家の中でも使えるよね。という感じで広がってくれた部分も大きいです。たくさん反響をいただいたおかげで、いまや各メーカーさんもたくさん出されている、アウトドア用スパイスの先駆けになれたかなという思いはあります」

地元・和歌山の美しい自然に囲まれて育った堀西さん。

「僕の生家はかつて地元で小さいスーパーを営んでいて、両親ともに料理人なんです。僕も小さい頃から料理好きで、親の手順を見よう見まねで魚をさばいていました。父親によく川に連れて行ってもらって、石で炉を組み、肉や魚に串を刺して焼いて食べるのが好きでした。大人になった僕は別の業界に勤めていたんですが、うちの代表の池田とは付き合いが古く、Orangeを立ち上げる際に相談を受け、面白そうだなと思って手伝うことにしました。それが8年前、2014年のことです」

アウトドア専用のオリジナル調味料というアイデアは、堀西さん自身の経験から生まれまたという。

「家族みんなでキャンプに行くときは手の込んだ料理も作りますが、僕ひとりとか息子とふたりだったら時間をかけずに調理して、そのぶんゆっくり過ごしたい。そんな思いから、ひとつあればどんな料理にも合うスパイスがあったらいいなと思ったんです。食品開発に関しては素人なので、ざっくりしたイメージをもとに工場にお願いして何度もサンプルを作ってもらい、出来上がったものをスタッフみんなで試食しながら足し算引き算で完成させていきました。なので、発売までずいぶん時間がかかってしまいました」

サンプル制作は70種類以上、テイスティングテストは130回以上。日本人好みのしょうゆパウダーをはじめ、フランス料理に使うミルポアパウダー、決め手となるガーリック、黒コショウ……。バランスを取りながら20種類のスパイスを調合し、納得できる味に仕上がるまで構想から5年の歳月がかかったとか。

「最後に何かひとつ地元・和歌山を連想できるものを加えたいと思い、名産品のひとつ、みかんの外皮を乾燥させた『陳皮（ちんぴ）』を加えて、柑橘系の爽やかさを味わえるようにしました」

ひらがなで書かれた『ほりにし』というロゴもインパクト大。新進ブランドとは思えない存在感を放っている。

「商品名を決める際、僕が言い出しっぺということで『ほりにし』になりました。うちの代表いわく、老舗の料亭とか割烹風のイメージを作りたかったそうです(笑)。最初は少し恥ずかしい気持ちもありましたが、開発に５年の月日をかけた思い入れのある商品ですし、たくさんの方から美味しいというお声をいただけてありがたい限りです」

その後も辛口の商品を出してほしいという声に応え、2020年に3種類のスパイスを追加した旨辛味の『ほりにしレッド』を開発。2021年には白トリュフソルトをプラスした『金のほりにし』も登場し、味の選択肢を広げていった。今年は燻製岩塩など合計23種類のスパイスをブレンドして、さらなる上質の旨味を実現した新商品『ほりにしブラック』をクラウドファンディングで先行発売。こちらも今から一般発売が待たれるところだ。

BE@RBRICKをきっかけに、もっと『ほりにし』ブランドを盛り上げていきたい

この夏、ローソンとのコラボレーションで『からあげクンほりにし』『アウトドアスパイスほりにしおにぎり』といった商品で全国展開したことも、知名度をさらに高めることとなった。

「関西圏を統括するローソンの担当者さんがキャンプ好きで、企画会議の際に『ほりにし』の名前を出して提案してくださったそうなんです。その方の熱い思いが社内を動かし、お声がけいただきました。からあげクンといえば発売から36年の歴史のある大人気商品。僕も昔からずっと慣れ親しんでいたので嬉しかったです。おかげさまでものすごい反響をいただいており、ありがたく思っています」

『ほりにし』は、これまで主にアウトドアブランドとコラボレーションを展開してきたのも大きな特徴だ。

「アパレルメーカーの『go slow caravan（ゴースローキャラバン）』さんとＴシャツを作ったり、アウトドアブランドの『T SPEC GEAR（ティースペックギア）』さん、スニーカーセレクトショップ『atmos（アトモス）』さんと限定ラベルの『ほりにし』を販売してきました。

今年はさらに鈴鹿8耐、富士スピードウェイのスーパーGTともコラボしており、モータースポーツファンの皆さんにも『ほりにし』を手にしていただいてます。これからも意外なコラボで皆さんを驚かせたり面白いなと思っていただくことで『ほりにし』ブランドを盛り上げていきたいです」

今回発売される『ほりにしBE@RBRICK 100%セット』『ほりにしBE@RBRICK 400%』は、その大きな一歩だと堀西さんは語る。

「うちの代表がメディコム・トイさんにBE@RBRICKを作っていただけませんかとお声がけしたのは、2年前くらいになります。最初『ほりにし』と言われても何のことかわからなかったとは思いますが、担当の方には真摯なご対応をいただきました。実現しませんでしたが、クリアボディの中に『ほりにし』が入ったBE@RBRICKといったアイデアもあったんです(笑)。最終的には、数種類のボディカラーの中から一番映えるマットのホワイトを選びました。通常だとBE@RBRICKは100%と400％のセット販売になるところ、今回ご無理を聞いていただいて400%は単体で、100％は限定デザインラベルの『ほりにし』とセットでという変則的な販売方法になっています」

コロナ禍以降、密集を気にせず楽しめる娯楽として、さらに加速したといわれるキャンプ人気。

「今はキャンプにもいろんなスタイルがあって、自分のサイトにたくさんのランタンを並べたり、植物を並べたりと、自分の好きなギアを並べる方が多いんです。なので、BE@RBRICKを並べてみんなで眺めながらキャンプするのも面白いと思います。いつか1000%ほりにしBE@RBRICKを作りたいという夢もあるので、それを目指して頑張っていきたいです」

47都道府県ご当地「ほりにし」を作って、地方活性化に役立ててほしい

いまや元祖アウトドアスパイスとして不動の地位を築いた「ほりにし」だが、今後のブランド展開についてはどんなことを考えているのだろうか。

「まだ始まったばかりですが、地方自治体とのコラボで47都道府県ご当地『ほりにし』を作ろうというプロジェクトが進行中です。先日はアニメ『ゆるキャン△』の舞台として盛り上がっている静岡県島田市とのコラボで、限定ラベルの『ほりにし』を発売させていただきました。恐れ多いですけれども、『ほりにし』を使って地方がもっと活性化していくといいなと思っています。

もともとOrangeは、うちの代表が地元・和歌山を活性化させたいという思いから始めたお店なんです。ひとつシンボル的なものがあることで、そこを目当てにたくさんの方が訪れてくれたら、街も潤うし賑やかになる。おかげさまで『ほりにし』の名前が全国的に名前が知れて、和歌山のOrange本店にも一度行ってみたいという方が増えてきているんです」

世界遺産として知られる高野山のお膝元・かつらぎ町にあるOrange本店は、アウトドアファンの新たな聖地として盛り上がりを見せている。国内外の選りすぐられたアウトドア用品が揃うギア館とアパレル館はもちろんのこと、駐車場に置かれたヴィンテージのキャンピングカー、コールマンコレクター垂涎のコレクションも必見。

「1901年創業のアメリカのアウトドア用品メーカー『Coleman（コールマン）』のヴィンテージアイテムを集めた『OCMJ（オレンジオールドコールマンミュージアムジャパン）』をOrange本店のアパレル館３階にオープンしました。Orangeが所有するアイテムを中心に、オールドコールマンを愛する国内のコレクターが持ち寄ったランタンからスノーモービルまで、コールマンのあらゆるプロダクトが約3000点以上。おそらく世界一レベルのコレクションを、土・日・祝日（※休館日もあり）に無料で一般公開しています。高野山、熊野古道の観光がてら遊びに来ていただけたら嬉しいです」

ほりにしBE@RBRICK 100%セット
サイズ｜全高約70mm（『ほりにし』100g瓶とのセットで販売）
価格｜3850円（税込）
販売方法｜OUTDOOR SHOP Orange、オンラインショッピング（https://www.shop-orange.info/）
他一部店舗にて販売
発売日｜ 2022年11月発売予定
BE@RBRICK TM & ©︎ 2001-2022 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.

ほりにしBE@RBRICK 400%
サイズ｜全高280mm
価格｜1万5800円（税込）
販売方法｜OUTDOOR SHOP Orange、オンラインショッピング（https://www.shop-orange.info/）
他一部店舗にて販売
発売日｜ 2022年11月発売予定
BE@RBRICK TM & ©︎ 2001-2022 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.

問い合わせ先

OUTDOOR SHOP Orange
info@shop-orange.info
和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺488-4 ギア館
Tel.0736-20-1329
http://shop-orange.jp/

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