droog shop & show room|ドローグ ショップ&ショールーム
Design
2015年4月22日

droog shop & show room|ドローグ ショップ&ショールーム

オランダデザインの「いま」に触れる
droog(ドローグ)shop & show room

リチャード・ハッテン、マルセル・ワンダース、ヘラ・ヨンゲリウスらオランダを代表するプロダクトデザイナーを輩出し、ダッチデザインシーンを牽引してきた、デザイン集団・droog(ドローグデザイン)。スタートから15年後の2008年、東京・恵比寿にショールーム兼ショップをオープンした。

文=佐俣桂記Photo by Jamandfix

ショールームでは、droogのプロトタイプなどユニークピースも展示

そのはじまりは1990年代初頭のオランダにさかのぼる。このころ、オランダ国内においてデザインに対する新しい考えが急速に芽生えはじめ、外見偏重の画一化されたデザインの概念を打ち破る、これまでにないアプローチによる作品があらわれはじめる。

そんな気運も高まり、ハイス・バッカー(Gijs Bakker)とレニー・ラーマーカス(Renny Ramakers)によって、何色にも染まらない、ユーモアとウィット、そしてちょっぴりの皮肉をあなたの日常に──をコンセプトに93年にdroogが結成された。「日々の暮らしに使われるありふれたモノが、非日常的でユーモラスな体験やカタチに変わること」。

droogはこれを提示することで、オランダのデザインが注目され「ダッチデザインブーム」が到来。「発想の転換」がトレンドとしてもメディアを賑わせ、droogは一躍その立役者となった。

droogが日本でのパートナーに選んだのは、東京・恵比寿にてコンテンポラリージュエリーを展開するギャラリードゥポワソン。droogの創始者であるハイス・バッカーがジュエリーアーティストということもあり、作家とギャラリーの関係から、のちに日本でのdroog展開において手を組むこととなった。

droog(ドローグ)

droog(ドローグ)

ショールームではdroogの商品を紹介・販売するほか、プロトタイプなどのユニークピースも展示。また日本独自の企画として、各地にてエキシビジョンを開催。こちらでは新旧のプロダクトを織り交ぜた内容と独特の切り口で好評を博している。

オウプナーズでは今後も彼らの動きに注目。droogの足跡を辿(たど)りながら、オランダデザインの「いま」に触れてみてはいかがだろうか。

droog shop & show room
東京都渋谷区恵比寿2-4-2
Tel & Fax. 03-5795-1889
営業時間|12:00~20:00
定休日|月曜定休
info@droogdesign.jp
*完全予約制のため、ショールームをご覧になりたい方は事前に電話かメールでご連絡を

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