NOOKA|マシュー・ワォルドマン Vol.32 「絵本作家、Kevin Waldronにインタビュー」
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2015年2月2日

NOOKA|マシュー・ワォルドマン Vol.32 「絵本作家、Kevin Waldronにインタビュー」

ハリウッド映画とポップミュージックが大嫌いなダブリン生まれの若手作家

Vol.32 絵本作家、Kevin Waldronにインタビュー

Kevin Waldron(ケヴィン・ ウォルドロン)は、ダブリン生まれの児童向け絵本作家でイラスレーターです。大学時代をロンドンで過ごし、現在はニューヨークのイーストヴィレージに移住し、ブルックリンのレッドフック地区にあるスタジオで活動中です。

Text by Matthew Waldman

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あなたの絵本のイラストはじつに絵画的(Matthew)

Matthew ダブリンに生まれて、いまニューヨークに住んでいて、それぞれの街の良いところと悪いところは何でしょうか?

Kevin ニューヨークは本当に大好きな街だから、悪いところや欠点は思いつかないですね……。強いて言うなら、路面の凹凸で自転車が傷むことくらいでしょうか?

アイルランドは成長するにはいいところだけど、このタイプの仕事をする人間にとってはあまりチャンスがないので、まず、ロンドンに移り住みました。実際、ロンドンという街は、ダブリン育ちの僕にとっては、ビッグアップル(ニューヨーク)へのいいステップになったと思います。

ありがちだけど、アイルランドのいいところは人間、悪いところは天候でしょうか。

Matthew あなたの絵本のイラストはじつに絵画的ですね。どういうプロセスで描いているのですか?

Kevin イメージどおりの質感を出すため、ペンに、グワッシュ(水溶性のアラビアゴムを媒材として顔料と混ぜたもの)、墨、鉛筆、クレヨン、アクリルなどを使い、コンピューターで色彩を調節しています。

Matthew あなたの絵本は多くの言語で翻訳されています。何カ国語に翻訳されていますか?

Kevin どうだろう……? ただ、この前、偶然、イスラエルでヘブライ語に訳されたものを見つけたときは驚きました! おそらく10か国語くらいは訳されていると思います。とくにスペインの出版社が、スペイン語とカタラン語で出しているのは、いいな、と思いました。あと、今度アイルランドのゲール語版も出版される予定です。

マシュー・ワォルドマン|Kevin Waldron 02

尊敬できる仕事をしているひとからの褒め言葉は励みになります(Kevin)

Matthew 最近は何からインスピレーションを受けますか?

Kevin 今まさに、ということでいえば、Bob Gill氏でしょうか。彼の最新本をオーダーしていて、届くのを楽しみにしています。

普段だと、ニューヨークのクリエイティブ業界のだちと過ごしているときかな。マシュー、君なんかが良い例で、尊敬できる仕事をしているひとからの褒め言葉は、いい励みになりますよね。

Matthew ハリウッド映画とポップミュージックが大嫌いだそうですね。なぜですか?

Kevin その質問には否定の余地がありません。限られた人生で、出合い、吸収すべきすばらしいアートはたくさんある。だから、時間つぶしにしても、平凡なものに時間やお金を割くことが、どうにも得策とは思えないのです。

自己を高めることはそんなに難しくありません。何をしていても、頭のなかで歌や映画やストーリーの善し悪しを分析しています。たぶん、何も考えずにぼーっとするのは得意じゃないんですよね。

マシュー・ワォルドマン|Kevin Waldron 03

Matthew 一番好きなイラストレーターはだれ?

Kevin トミ・ウンゲラー! 去年、彼のトークショーを観に行きました。簡単に彼のスケッチを書きますね。『月おとこ』、『ぼうし』『すてきな三にんぐみ』、全部大好きな作品です。

Matthew’s recommendation――Vol.1: Nooka Strip

僕自身、毎日のようにつけているこのベルト。一番のこだわりはバックルです。歯車がかみ合うようにカチッとフィットするので、ローライズからハイライズまで、パンツの着こなしも自由自在。それでいて取り外しもスムース。

マシュー・ワォルドマン|Kevin Waldron 04

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カラーバリエーションも豊富なので、Tシャツにジーンズといった夏のスタイルにも映えるアイテムです。

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