NOOKA|連載・マシュー・ワォルドマン|Vol.27 「Frieze Art Fair NYC. May.2012」
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2015年5月14日

NOOKA|連載・マシュー・ワォルドマン|Vol.27 「Frieze Art Fair NYC. May.2012」

アートフェアの会場は、外も中も感動的!

Vol.27  Frieze Art Fair NYC. May.2012

毎年アートフェアに通ってますが、ここ2年は、フェア自体の規模が大きくなり過ぎて、見に行くだけでヘトヘトに疲れるようになってしまいました。イベントが大きくなればなるほど、オーガナイザーにとって、どうしてもフェアの質よりも利益が重要になるものです。だから、最近はアートフェアでも、あえてパーティにだけ行くようになりました。ただ「Frieze Art Fair」だけはべつものです!

Text by Matthew Waldman

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アートフェア仕様の派手な僕は、一番下!

最初は場所も不便だと思い、どうも気が進まなかったのですが(地下鉄+バスでも行けますが、自転車だと家から片道9kmもの道のり!)、それでもアートフェア用の格好に着替えて自転車に乗り、まだ、僕も行ったことがない「Randall’s Island」へと。でも、自転車で「Triboro Bridge」は渡れるんですね。とてもすばらしい眺めだった。そして「Randall’s Island」友達と待ち合わせて、いざアートフェアへ。

マシュー・ワォルドマン|Frieze Art Fair NYC.  06

マシュー・ワォルドマン|Frieze Art Fair NYC.  10

友達と会って、みんなお腹が減っていたので、たくさんのひとがならぶ、ニューヨークで流行っているフードキオスクの列で待っているときに、「New York Magazine Cut Blog」のフォトグラファーが、アートフェア仕様の派手な僕を撮って記事にしてくれました。これはグッドスタート! でも、アートとおなじように、アートフェアに来るひとを見るのは楽しいものです。川を眺めながら「Kimchi Taco Truck」のランチ。

マシュー・ワォルドマン|Frieze Art Fair NYC.  13

マシュー・ワォルドマン|Frieze Art Fair NYC.  16

アートフェアの会場は、外も中も感動的でした。こんなに大きなテントは生まれてはじめて見ました。1kmくらいあったかな? 真っ白のテントの中は、空からの自然光で快適な空間。環境も良いけれど、中で展示されている作品は、通常のフェアとちがって、美術館のコレクションレベルだった。村上 隆、草間弥生、KAWS、ANISH KAPOOR、AI WEIWEIなど巨匠の作品も多く、また新人の作品もたっぷり充実。テント外の彫刻のガーデンと、おいしいバーやフードキオスク、自然溢れる環境に、すばらしい美術。そして観客層はとてもすばらしいアート体験ができました。来年も楽しみにしてます。

マシュー・ワォルドマン|Frieze Art Fair NYC.  20

<Matthew Waldman NEWS>
1961年創刊の広告・クリエイティブの専門誌『ブレーン』7月号(6月1日発売)の表紙をNOOKAのデザイナー、マシュー・ワォルドマンがデザインした。本誌内では、“ビリジアン”というテーマカラーをもとに制作されたビジュアルと、本国NYのNOOKAオフィスや、新作のアイテムなどが紹介されている。

Frieze Art Fair
http://friezenewyork.com/

Kimchi Taco Truck
http://kimchitacotruck.com/

New York Magazine Cut Blog
http://nymag.com/daily/fashion/2012/05/slideshow-street-style-from-the-frieze-art-fair.html#

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