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2020年4月6日
大型トラックも脱CO2へ──トヨタと日野が燃料電池大型トラックを共同開発|TOYOTA
Toyota|トヨタ
トヨタと日野が燃料電池大型トラックを共同開発
トヨタ自動車は日野自動車とともに燃料電池の大型トラックを共同開発する。今後は実証実験などを通じて実用化に取り組んでいくという。
Text by YANAKA Tomomi
パワートレインは次期ミライのFCスタック2基を搭載
2050年までに新車1台あたりの平均CO2排出量の90%削減を目指しているトヨタと日野自動車。目標を実現するためには、現在国内商用車全体のCO2排出量の約6割を占める大型トラックの環境性能の大幅な向上が必要になるという。
ただし、商用車の電動化は、高い環境性能はもちろんのこと、事業に使う車両としての実用性も求められ、特に幹線輸送に使われる大型トラックには十分な航続距離と積載量、そして短時間のでの燃料給油が求められるなど、高いハードルが存在する。そのため、エネルギー密度の高い水素を燃料とする燃料電池車が有効だという結論に達したという。
共同開発される燃料電池大型トラックは、日野の大型トラック「日野プロフィア」をベースに、シャシーは燃料電池車に最適なパッケージングを専用設計。軽量化により、十分な積載量の確保が目指された。
パワートレインには、トヨタの次期「ミライ」用に新開発されるトヨタFCスタック2基を搭載し、日野の強みの一つである大型車ハイブリッド技術を応用した車両走行制御が組み合わされる。航続距離は600kmを目標とし、環境性能と商用車としての実用性を両立できることを目指していく。
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