マクラーレンから公道走行可能なレーシングカー「620R」が登場|Mclaren
CAR / NEWS
2019年12月18日

マクラーレンから公道走行可能なレーシングカー「620R」が登場|Mclaren

Mclaren 620R|マクラーレン 620R

350台限定の公道走行可能なレーシングカー「620R」

マクラーレン・オートモーティブは、公道走行が可能でありながら、レーシングカー並みの仕様を実現したクーペ「620R」を発表。350台限定で生産される。

Text by YANAKA Tomomi

スポーツモデル最高の620psを発生

レーシングカーをクーペとした「620R」が350台限定で登場。ベースとなったのは、2017年にデビューし、さまざまなレースで勝利を収めてきたGTレーシングカー「570S GT4」だ。

パワートユニットには、GT4と同じ3.8リッターV8ツインターボの「M383TE」エンジンを搭載。しかし、最高出力はレギュレーションによる制約がないことから大きくアップしており、エンジンのECUとターボチャージャーのマネージメントを再調整することにより、620psとスポーツシリーズのモデルで最高の値を記録。トルクも620Nmを発生し、最高速度は322km/h、0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速は8.1秒をたたき出す。

トランスミッションは7段シームレスシフト ギアボックス(SSG)がギア切り替えの時間を高速化。さらにトラックモードではマクラーレンの慣性プッシュ技術によりフライホイールの運動エネルギーが上がるため、シフトアップの瞬間にトルクが高まるという。
公道では、ドライバーがスポーツモードを選択すると、ギアシフトの際にイグニッションスパークがほんの一瞬カットされることにより生まれるクラック音を聞くこともできるそう。

ダンパーには、GT4のコイルオーバー式モータースポーツ用ダンパーを採用。このダンパーは手動で2通りの調整が可能で、コーナー当たり32段階の減衰力を選択できるため、ドライバーが圧縮と反発の比率を自分の運転スタイルやコースコンディションに合わせてカスタマイズすることもできる。

制動能力の核となるのは、マクラーレンの最新の軽量ブレーキシステムで、カーボンセラミック製の大径ディスクや鍛造アルミニウム製ブレーキキャリパーで構成。激しいドライビングを繰り返すサーキットでの周回後でもペダルのレスポンス、モジュラリティ、耐フェード性を向上させているという。

また、オプションでフルスリック・モータースポーツ用タイヤを用意。公道用のタイヤからメカニカルな調整なしでスリックタイヤでコースの走行も可能となるのは、これが初めてだとマクラーレンでは謳う。
エクステリアでは、GT4と同じカーボンファイバー製リアウィングを装備する一方、公道走行の承認基準を満たすため、フロントのバンパーやスプリッター、ボンネットはリデザインされた。

室内は、超軽量のカーボンファイバー製レーシングシートを設置。6点式シートベルトも標準装備され、一目でサーキット指向と分かる空間に。中央のコンソールには通し番号が入った専用プレートも取り付けられている。

このほかにもブレーキキャリパーのカラーやなどさまざまなカスタマイゼーションが可能という620R。販売台数は350台限定で、日本での価格は3,750万円からと予定されている。
Spec
Mclaren 620R|マクラーレン 620R
ボディサイズ|全長4,557×全幅1,944.5×全高1,194mm
ホイールベース|2,670mm
トレッド前/後|1,680.5/1,618mm
乾燥重量|1,282kg
エンジン|3,799cc V8ツインターボ
最高出力|456kW(620ps)/7,000rpm
最大トルク|620Nm/3,500rpm
トランスミッション|7段シームレスシフト・ギアボックス(SSG)
最高速度|322km/h
0-100km/h加速|2.9秒
0-200km/h加速|8.1秒
マクラーレン
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