プジョー208が日本デビュー、ガソリンとEVをラインナップ |Peugeot
CAR / NEWS
2020年7月7日

プジョー208が日本デビュー、ガソリンとEVをラインナップ |Peugeot

PEUGEOT 208|プジョー208

PEUGEOT e-280|プジョーe-280

プジョー208が日本デビュー、ガソリンとEVをラインナップ

グループPSAジャパンは7月2日、プジョーブランドのBセグメントコンパクトハッチバック「208」と、ピュアEV「e-208」を発表し、同日から販売を開始した。

Text by HARA Akira

動力源が異なってもデザインやドライビングプレジャーは共通

新型208は、ローンチ時に電気(EV)と内燃機関(ICE=Intemal Combastion Engine)という異なるエネルギー源の選択の自由を提供するとともに、動力源が異なってもデザインは共通で、ドライビングプレジャーもスペース効率も共通であることが特徴だ。
デビューにあたってプジョーのジャン-フィリップ・アンパラトCEOは、「冷静さと目的意識を持って、私たちのブランドの偉大な物語は、さらに進んでいきます。プレゼントを選ぶかのように、ニュー プジョー208をお楽しみください。コンセプト、デザイン、安全性、環境性能、ライドクオリティにおいてBセグメントの基準を塗り替えた新型は、欧州カーオブザイヤー2020とレッドドットデザインアワード2020を受賞しました。208にとってICEとEVは対等な存在です。機能、装備、スペースなど自動車としての基本を同等にした上で、ユーザーのライフスタイル、使用状況、好みに応じて、自由に選んでいただくことが可能です」とコメントしている。
新型208のボディは全長4,095×全幅1,745×全高1,445mm(Allure、GT Lineは20mm高)で、先代より120mm長く、5mm広く、25mm低い。ホイールベースは2,540mmで、車重は1,160kg(GT Lineは10kg増)。最小回転半径は先代と同じ5.4mになっている。
PEUGEOT FRACTAL Concept
エクステリアは、新世代プジョーのシグネチャーともいえるフルLEDの3本爪をモチーフにしたヘッドライトと、下方に伸びる通称セイバー(サーベルの意)のデイタイムランニングライト、グリル中央のライオンマーク、ボンネット先端の208バッジ、3本爪のテールライトなどを特徴にした凝縮感のあるデザインで、2015年のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアしたPEUGEOT FRACTAL Conceptにインスパイアされたものだ。
インテリアはステアリングの上のゾーンにインストルメントパネルを配したPEUGEOT i-Cockpitの新世代バージョンとして、3次元表示となった3D i-Cockpitを採用した。
PSAグループの最新世代プラットフォームCMPに搭載するパワートレインは、208が1.2リッター3気筒ガソリンターボエンジンで、最高出力100ps、最大トルク205Nmを発生。電子制御8段オートマチックトランスミッションEAT8との組み合わせで19.5km/ℓ(JC08モード)の燃費を達成している。
もう一方のe-208は、最高出力136ps(100kW)、最大トルク260Nmの電気モーターを搭載。ドライブモードにより、Sportでは100kW/260Nm、Nomalでは80kW/220Nm、Ecoでは60kW/180Nmに設定されるほか、DとBの二つあるブレーキモードのBではワンペダル走行が可能になっている。
バッテリーは50kWhリチウムイオンで、最大走行距離は欧州WLTPモードで340kmを実現。220リッターの体積を持つバッテリーユニットを前席と後席の下面、センターコンソールなどに分散して格納し、居住空間をガソリンモデルと同等に仕上げている。
充電は3kW 15A 200Vのコンセント型普通充電で100%まで約18時間、50km充電まで約4時間弱、6kW/200Vのウォールボックス型普通充電で同じく9時間と約2時間弱、CHAdeMO(チャデモ)急速充電で80%充電まで約50分となっている。
安全面ではアクティブセーフティブレーキやアクティブクルーズコントロール、レーンポジショニングアシスト、レーンキープアシストなどの先進運転支援機能を標準装備。スマートフォンアプリを利用すれば、充電予約やエアコン作動がリモートでコントロールできる。
プジョーが提案するTCO(Total Cost of Ownership)コンセプトでは、車両価格、エネルギーコスト、保険代、メンテナンスコスト、税金、補助金、ローン金利など、ICEとEVがそれぞれ有利な項目を含め全体を計算し、双方の月々の所有コストが同程度になることで、ガソリン車とEVを対等に検討できるとする。価格はガソリンの208が239万9,000円〜293万円、EVのe-208が389万9,000円〜423万円となっている。
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プジョーコール
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