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2022年2月22日
“T”の名を冠した最初の4ドアモデル、ポルシェ マカン Tがデビュー|Porsche
Porsche Macan T|ポルシェマカンT
ダイナミックな“T”の名を冠したポルシェ マカン誕生
ポルシェジャパンは、ミドルサイズSUV「マカン」に新グレード「マカンT」を設定。予約受注を開始した。
Text by YANAKA Tomomi
マカンとマカンSの間に位置づけられるモデル
これまで911や718に限定されていた“T”の名を冠した最初の4ドアモデルとして誕生するマカンT。ポルシェでは1960年代以来、“T”の文字はダイナミックな走行に特化した「ツーリング」を意味しており、マカンTはマカンとマカンSの間に位置づけられるモデルとなる。
エンジンは2リッター4気筒ターボエンジンを搭載。マカンSとGTSの2.9リッターV6ツインターボエンジンに比べ、フロントアスクルで58.8kg軽量化され、スムーズな発進加速や最適なコーナリングを実現しているという。
最高出力は195kW(265ps)、最大トルクは400Nmを発生し、ランスミッションはほかのマカンモデルと同様、7段PDKを組み合わせ、4WDシステムのポルシェトラクションマネジメント(PTM)を介して駆動。ステアリングホイールのモードスイッチとスポーツレスポンススイッチを含む、標準装備のスポーツクロノパッケージを使用した場合、0-100km/h加速は6.2秒、最高速度は232km/hを記録する。
そして、マカンTを特徴づけるのが、車高を15mm低く設定したポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を備えたスチールサスペンションをマカンの中で唯一標準装備していること。これにより応答性の高いステアリング動作と俊敏なハンドリングに寄与するとポルシェでは謳う。
ポルシェトラクションマネジメント(PTM)も搭載され、特にリアブレーキのコントロールを最適化。4気筒エンジン搭載モデルの新装備として、車高をさらに10mm低くしてPASMを備えたアダプティブエアサスペンションをオプション装備することも可能だ。
エクステリアは、アゲートグレーメタリックで塗装されたフロントやサイド、リアのデザインエレメントなどによりシリーズのほかのモデルと差別化。フロントトリムやサイドミラー、ルーフスポイラーなどには専用のコントラストカラーが使用されており、ハイグロスブラックのスポーツテールパイプやサイドウインドウトリムも標準装備され、足元には20インチホイールを装着する。
インテリアは、標準装備の8way電動調節機能付きヒーテッドスポーツシートに加え、ブラックレザーパッケージをベースにした専用トリムを装備。マルチファンクションGTヒーテッドスポーツステアリングホイールやダッシュボード上部のスポーツクロノストップウオッチも標準で与えられた。
このほかにもタッチセンサー好きガラスルック画面を備えたセンターコンソールや10.9インチスクリーンに写し出されるポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)などが搭載される。
マカンTの価格は840万円となる。
問い合わせ先
ポルシェカスタマーケアセンター
Tel.0120-846-911
https://www.porsche.com/japan/jp/