ジャガー・ランドローバーが新設した英国最大の自動車製造・開発センター|Jaguar LandRover
CAR / NEWS
2020年6月10日

ジャガー・ランドローバーが新設した英国最大の自動車製造・開発センター|Jaguar LandRover

Jaguar LandRover Advnced Product Creation Centre|ジャガーランドローバー アドバンスド・プロダクト・クリエーション・センター

ジャガー・ランドローバーが新設した英国最大の自動車製造・開発センター

ジャガー・ランドローバーは2019年9月、英国ウォリックシャー州ゲイドンに、国内最大で最もサステナビリティに優れた自動車製造・開発センターとなる「アドバンスド・プロダクト・クリエーション・センター」を新設した。使用するエネルギーのうち最大20パーセントを屋上に設置した約3,000平方メートルの太陽光パネルから、残りは100パーセント再生可能な資源から賄うという。

Text by HARA Akira

使用するエネルギーの最大20パーセントを屋上に設置した太陽光パネルで賄う

センターは、サッカー場480面に相当する敷地面積400万平方メートルを誇り、同社初のデザイン、エンジニアリング、製造購買を集約した施設。
さらに5万平方メートル以上の革新的なワークスペースを新たに設け、スケッチからショールームまですべての車両開発プロセスを通じて、従業員間の協業を促進するとともに、新設した「ジャガー・デザイン・スタジオ」により、初めてジャガーとランドローバーの2つのデザイン部門が同じ施設内で集約されることになる。
約1万3,000人の熟練のエンジニアやデザイナーが在籍し、現行と次世代のジャガー、ランドローバー車両の開発を担うとともに、長期的かつ持続的な成長のために、ACES(自動化「Autonomous」、コネクテッド「Connected」、電動化「Electric」、シェアリング「Shared」)を見据えた仕事に従事する予定。
新オフィスは、使用するエネルギーのうち最大20パーセントを屋上に設置した約3,000平方メートルの太陽光パネルから、残りは100パーセント再生可能な資源から賄うことで、英国の商業ビルで最もサステナビリティに優れた上位10パーセントに含まれる評価を得るとともに、英コーンウォール州の複合型環境施設「Eden Project」と同様のガラス技術を採用することで、建物の中に自然光を取り込んだエネルギー効率の高いものになっている。
さらにワークスペースの中心にある植栽部分は、建設時の掘削で生じた8万立方メートル(五輪プール30個分)もの天然土壌を再利用したもので、生態学的にも多様で自然な景観になったという。
ジャガー・ランドローバーCEOのラルフ・スペッツ卿は「都市化やサステナビリティなどのメガトレンドは、自動車業界を根本から大きく変えています。弊社はこうしたトレンドに合わせるだけでなく、未来のモビリティを作ることも重要視しています。私たちが目指すのは、ゼロエミッション車両、公共交通機関、そして自動運転ポッドがスマートに統合され、ネットワーク交通システムが形成された世界です」とコメント。
さらに今回の施設については、将来の成長と従業員にインスピレーションを与える環境を提供すべく投資を行ったとし、「私たちは常に『Destination ZERO』を目指して未来への投資をしているのです。」と語っている。
問い合わせ先

ジャガーコール
Tel.0120-050-689(9:00-18:00、土日祝日を除く)
https://www.jaguar.co.jp/

ランドローバーコール

Tel.0120-18-5568(9:00-18:00 土日祝日を除く)

https://www.landrover.co.jp/

                      
Photo Gallery