新型Sクラス譲りの新技術が盛りだくさん──メルセデス・ベンツ、新型Cクラスを発表|Mercedes Benz
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2021年7月7日

新型Sクラス譲りの新技術が盛りだくさん──メルセデス・ベンツ、新型Cクラスを発表|Mercedes Benz

全モデル電動化したパワートレイン

新型CクラスのパワートレインはISGとプラグインハイブリッドにより 全ラインアップが電動化された。
C 200およびC 200 4MATIC各モデルには、エンジン単体で204ps(150kW)、300Nmを発生する、新型の1.5リッターの直列4気筒ターボエンジンの「M254」を採用。C 220 d各モデルには、エンジン単体で200ps (147kW)、440Nmを発生する、2.0リッターのクリーンディーゼル直列4気筒ターボエンジンの「OM654M」を採用した。
両パワートレインとも、エンジンとトランスミッションの間に配置されるマイルドハイブリッドシステムのISGによって、短時間、最大で20ps(15kW)、200Nmのブーストが可能で、従来型のC 200と比較しても、エンジン、モーターの双方がより強力になっている。また、C 220 dでは、同社初のクリーンディーゼルエンジンとISGを組み合わせたモデルとなる。
2022年内の日本導入が予定されているC 350 eは、204ps(150kW)、320Nmを発生する新型1.5リッター直列4気筒ターボエンジンM254に、最大129ps(95kW)、440Nmを発生する電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルだ。 内部に冷却システムを備えた25.4kWhの大容量のリチウムイオンバッテリーを採用し、回生ブレーキによるエネルギー回収能力を高めるなどの結果、電気のみでの走行可能距離100kmを達成している。
走行面では、後輪操舵システム 「リア・アクスルステアリング」をオプション採用することで、新型Cクラスは従来以上の高い小回り性能を獲得。約60km/h以下では、リアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大2.5度傾け、これにより日常の走行シーンや、駐車する際には回転半径が小さくなる。一方、約60km/hを超えるとリアホイールをフロントホイールと同じ方向に最大2.5度操舵することで、走行安定性が向上。従来のメルセデスの美徳である小回り性能を犠牲にしないだけではなく、中高速域での安定性や、優れたハンドリングが並立したという。
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