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2021年6月30日
ホンダ「シビック」がワールドプレミア|HONDA
流麗なハッチバックスタイルを採用
新型のボディサイズは、全長4,550×全幅1,800×全高1,425mmで、先代に比べて30mm長く5mm低い。ホイールベースは35mm長い2,735mmだ。
エクステリアは、なだらかに後方に下がるルーフを持つクーペのようなハッチバックスタイルで、フロントのヘッドライトは先代の強いつり目から、少し優しい表情に形状が変えられている。テールライトも少し垂れ目のCデザインを採用。これらによって、全体として親やすさが増した印象だ。
「爽快」なパッケージングを実現するため、フロントではエンジンフード左右後端を25mm下げることで低いフードが際立ち、Aピラーの取り付け位置を50mm後退させることでドライバーの水平視野角は87°まで広がるとともに、前方と左右ウインドウとの視界の連続感が強まった。
リアでは、後席のショルダーラインを35mm下げたりクォーターガラスを追加したりすることで水平方向に広がる視界を確保し、さらにテールゲートのヒンジをより外側に設置したことで、低くなったルーフラインでも現行と同等のヘッドクリアランスが確保できている。実際に運転席に座ってみると、低いベルトラインが前後左右に一直線に続いていて、気持ちの良い視界が確保されているのに気が付く。
グレードは「EX」と「LX」の2つを設定。インテリアでは、EXは赤のパーフォレーションを施したブラックのコンビシート、LXは一枚表皮のシートを採用。前後や上方の空間はたっぷりと取ってある。
また、ダッシュボードは最近のホンダ車らしい水平基調のデザインで、窓の映り込みや落ちる影まで考慮した設計だ。メーターは、EXが10.2インチのフルグラフィックメーター、LXは7.0インチのフルカラーパネル式になっている。
目立つのは、パンチングメタルのエアコンアウトレットが左右いっぱいまで広がっている意匠で、これによって顔への直接的な風を避けることができ、肌や目の乾燥を防ぎながらワイドフローな爽快な風が提供るできという。SUVのヴェゼルが採用した「そよ風アウトレット」と同様な考え方で、こちらも今のホンダ車らしいポイントだ。ラゲッジルームは452Lと十分なサイズを確保した。