ホンダ「シビック」がワールドプレミア|HONDA
CAR / NEWS
2021年6月30日

ホンダ「シビック」がワールドプレミア|HONDA

HONDA CIVIC|ホンダ シビック

ホンダ「シビック」がワールドプレミア

ホンダのCセグメントモデル「シビック」が11代目へとフルモデルチェンジし、日本仕様が報道陣に初公開された。今回の発表で明らかにされたのはエクステリアとインテリア、主な仕様だけで、詳細は8月の正式発表に行われるとのこと。発売は秋ごろを予定しているという。

Text & Photographs  by HARA Akira

新型のコンセプトは「爽快」

1972年、画期的なCVCCエンジンとFFの2BOXスタイルで登場し、たちまち世界で大人気モデルとなった初代シビック。以来現行の10代目まで、世界170カ国以上で累計2,700万台が売れ、昨年の年間販売台数は68万台と引き続きホンダの屋台骨を支えるメイン車種になっている。
一方日本では、7代目まではコンパクトなベーシックカーやスポーツモデルとして親しまれてきたものの、グローバルカーとして大型化した8代目以降は売れ行きが鈍り、10代目の販売台数は3.5万台というちょっと寂しい数字になっている。
そんな中、11代目となる新型シビックの事前発表会が開催され、開発責任者の佐藤洋介氏が登壇した。「新型の開発では、シビックの不変的価値を探るため、各世代のシビックを詳細に研究。さらに次期ターゲットユーザーの価値観を探るため、ディーラーやユーザーの調査を行い、所有者のご自宅まで伺うこともありました。そこでシビックに求められているのは、親しみやすい存在感と、充実・凝縮された特別感であり、ターゲットユーザーとなるのはゼネレーションZと呼ばれる、生まれながらにしてインターネット環境で育った1990年代半ばから2000年代前半生まれの世代でした」と、開発の端緒を発表。
初代シビック発表の際に、あるジャーナリストから発せられた「一服の清涼剤のような存在」になるべく開発の方向性を定め、そのグランドコンセプトが「爽快シビック」になったのだという。各世代のシビックの中でも、3代目として登場したワンダーシビックはその象徴であるとし、開放的なグラッシーキャビンと、薄く軽快に見えるボディが、新型のパッケージコンセプトになったのだという。
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