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2022年7月6日
BMWのフラッグシップセダン、新型「 7シリーズ」販売開始──初のBEV「i7」もラインナップ|BMW
BMW 7 Series|BMW 7シリーズ
BMWのフラッグシップセダン、新型「 7シリーズ」販売開始──BEVも初ラインナップ
ビー・エム・ダブリューは7月1日、フラッグシップのラグジュアリー・セダン「BMW 7シリーズ」を同日から販売すると発表した。納車は、本年第4四半期を予定している。
Text by HARA Akira
3リッター ディーゼル+マイルドハイブリッド搭載車もラインアップ
1977年に世界初登場したBMW 7シリーズは、その時代における究極のラグジュアリーセダンとして進化を遂げてきており、第7世代となる今回の新型では、約半世紀という7シリーズの歴史の中で初めて電気のみで走行するBEV(バッテリーEV)の「BMW i7(アイセブン)」をラインアップしたのが特徴。その航続距離は満充電で約600km(ヨーロッパ仕様値)という。
全長5,391mm、全幅1,950mm、全高1,544mm、ホイールベース3,215mmの堂々としたボディのデザイン は、BMW伝統の大型キドニーグリルと、BMWデザインの意匠の一つである環状のシグネチャーを2回繰り返す「ツインサーキュラー」を進化させたスワロフスキー製のクリスタルヘッドライトが印象的。
サイドは、ドアパネルに内蔵したドアハンドル、リアは水平基調のL字型リヤコンビネーションライトと、ガソリン&ディーゼルエンジン搭載モデルのリアバンパー内に納められたテールパイプがラグジュアリー感を助成している。
インテリアでは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバーに向けて湾曲させることで視認性を高めたカーブドディスプレイ、圧倒的なシアター体験を車内で実現するAmazon Fire TVを搭載した世界初8K対応の31インチ「BMWシアタースクリーン」 、車外からも、車内からも自動で全てのドアを開閉することが可能なシステムなどを搭載した。
また、オプションの「エグゼクティブラウンドシート」を装備することで、リアの居住性が格段とアップ。リラックスシートはリクライニング角度42°を実現しており、BMWシアタースクリーンとあいまって、究極のラグジュアリードライビング体験を提供することができる。
パワートレーンは、BMW 740i では、最高出力380ps(280kW)、最大トルク520Nmを発生する最新型の3.0リッター直列6気筒BMWツインパワーターガソリンエンジンに、8段オートマチックトランスミッション、さらに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、システムトータル最高出力は380ps(280kW)、システムトータル最大トルク540Nmを発揮する。
またBMW 740d は、最高出力286ps(210kW)、最大トルク650Nmを発生する最新型の3.0リッター直列6気筒BMWツインパワーターボディーゼルエンジンに、8段オートマチックトランスミッション、4輪駆動システムxDrive(エックスドライブ)、さらには、48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、システムトータル最高出力300ps(220kW)、システムトータル最大トルク670Nmを発揮する。