レクサスのフラッグシップモデル、LSがマイナーチェンジ|LEXUS
CAR / NEWS
2020年11月30日

レクサスのフラッグシップモデル、LSがマイナーチェンジ|LEXUS

LEXUS LS|レクサス LS

内外装に新たな意匠を採用

レクサスは、フラッグシップセダン「LS」をマイナーチェンジし、販売を開始した。

Text by YANAKA Tomomi

高度運転支援技術「アドバンスト ドライブ」搭載車は2021年に発売

1989年にアメリカで誕生し、2017年に5代目へとフルモデルチェンジしたLS。今回、エクステリアとインテリアに新意匠を取り入れるとともに、静粛性や乗り心地など走りの基本性能向上も含めマイナーチェンジした。
エクステリアでは、ヘッドランプ周りのデザインを変更。フロントグリルとリヤコンビネーションランプの表面処理を変更し、洗練された存在感を際立たせた。また、進化した塗装技術によって深い陰影と艶やかで鏡面のような質感を実現した新色のボディカラー「銀影(ぎんえい)」ラスターが設定されている。
インテリアはタッチディスプレイの採用による操作性能向上に加え、日本独自の美意識に由来した世界観を空間に取り入れるべく、銀糸を織り込んだ西陣織とプラチナ箔など匠の手によって作られる新素材もオーナメントに新規設定された。
また、シート表皮の縫い位置をより深い位置に変更するとともに、新たに開発した低反発ウレタンパッドを採用することで、振動吸収し柔らかな座り心地となるなど、快適性も高められている。
パワートレインでは、「LS500」に搭載される3.5リッターV6ツインターボエンジンのエンジントルクの立ち上がりを改良することで加速レスポンスを向上。シフトスケジュールも変更し、ギア段を維持したまま加速できる領域を広げることで、シフトダウン頻度を低減させた。このほかにも燃焼室形状の最適化により燃焼効率を向上。これは出力や燃費性能、静粛性などにも寄与するという。
安全装備では、「レクサス セーフティ システム+A」を全車に標準設定し、それぞれの機能を拡充、進化。中でもプリクラッシュセーフティは、交差点右折時に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩道者も検知可能に。加えて、低速時の衝突回避や被害軽減をサポートする低速時加速抑制などの機能も追加された。
さらに、高速道路などの自動車専用道路での運転で、ドライバー監視のもと実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作を支援し、車線や車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを実現する高度運転支援技術「アドバンストドライブ」を搭載したLSが2021年に発売されることもアナウンスされた。
価格は3.5リッターV6ツインターボを搭載する「LS500」が1114万円から1580万円。ハイブリッドモデルの「LS500h」が1260万円から1728万円となる。
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