シビック タイプRがマイナーチェンジで戦闘力アップ|Honda
CAR / NEWS
2020年3月2日

シビック タイプRがマイナーチェンジで戦闘力アップ|Honda

1,000台限定のリミテッドエディション登場

またこの日は、軽さとスポーツフィールをさらに研ぎ澄ませた世界限定約1,000台の「シビック タイプ R リミテッドエディション」も同時に登場。
さらなる高みを目指し、防音財の削ぎ落としでマイナス13kg、BBS社と共同開発した専用軽量鍛造ホイールによりマイナス10kg、合計23kg軽量化されたボディと、ミシュラン・パイロットスポーツCup2専用タイヤ、専用セッティングのダンパーシステムを装備。
外装は90年代のタイプRを彷彿するサンライトイエローⅡに塗られ、ブラックのルーフ、ドアミラーキャップ、ボンネットインテークカバー、販売先の各国名を刻んだシリアルナンバープレートを装着した。
専用鍛造ホイールを共同開発したBBSジャパン技術部の村上貴志部長は、「タイプRは本物のクルマ。単純に強度と重量を求める、ということだけでは終わらず、狙っているところに性能を落とし込むという点で、ホンダさんとは手探り状態で積み上げていきました。ホイールはクルマに装着してみてナンボですから、性能的に狙ったところが出る、出ないというのがあったのです」と語る。
会社(BBSジャパン)のある富山県から、栃木のホンダ研究所まで、あれほど足繁く通うとは思わなかったし、ここまで直接話し込んで開発したのは初めての経験だった、という。
ホンダ側のホイール担当である第11技術開発室開発戦略ブロックの竹内治研究員は、「最初はホンダのデザイン室で専用鍛造ホイールのイメージを3D化し、11.37kgの初期モデルを製作。それをベースにBBSさんが強度や性能の解析を行うと、デザインと実際に力がかかった時の形状にギャップがあり、NGという結果でした」と、開発の経緯を教えてくれた。
次に最軽量の10.56kgという中期モデルを制作し、独ニュルブルクリンクに持ち込んでテストを行うと、ドライバー役の柿沼氏(開発責任者)から、「これ以上切っていいのか、という感覚が感じ取り難い」というフィードバックがあり、現地でBBSと相談しながらスポーク部の肉盛りなどのチューニングを敢行。
そうして出来上がったのが、最終モデルである10.79kg仕様で、ニュルブルクリンクだけでなく、鈴鹿サーキットでも十分な性能を得ることができたのだという。その証として、FORGED/ BBSの文字がリム部に切削加工されている。
こうして完成したリミテッドエディションは、2020年秋の発売となり、国内では200台が限定販売される予定だ。17年にデビューしたシビック タイプ Rは、独ニュルブルクリンク北コースで7分43秒80という当時量産FFモデル最速のラップタイムを記録しているが、現在はライバルである「ルノー メガーヌR.S.トロフィーR」に奪われたまま。ホンダのお膝元である鈴鹿サーキットのタイムも同じくルノーの手にある状態だ。マイチェンタイプRは果たしていかなるタイムを記録するのだろうか。
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