アウディ A7/S7/RS 7 スポーツバックが待望の日本上陸|Audi
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2015年4月15日

アウディ A7/S7/RS 7 スポーツバックが待望の日本上陸|Audi

Audi A7 Sportback |アウディ A7 スポーツバック
Audi S7 Sportback |アウディ S7 スポーツバック
Audi RS 7 Sportback |アウディ RS 7 スポーツバック

アウディ A7/S7/RS 7 スポーツバックが待望の日本上陸

アウディ ジャパンは、4ドアクーペの新型モデル「A7/S7/RS 7 スポーツバック」を発表。4月7日より、全国の正規ディーラーで販売を開始する。

Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)Photographs by TSUKAHARA Takaaki

2リッター直4ターボをあらたに設定

2011年にデビューし、2014年5月に初のマイナーチェンジを受けたアウディの4ドアクーペモデル「A7/S7/RS 7 スポーツバック」。本国ドイツではすでに昨年から販売が開始されていたが、このたび待望の日本初上陸を果たした。

新型A7 スポーツバック シリーズの特徴は、デザインの刷新、最新パワートレーンの搭載にくわえ、安全装備やインフォテイメントシステム各種のアップデート等、アウディの上級モデルに相応しく多岐に渡るが、そのもっとも大きな変更点はエクステリアのリファインだろう。

同シリーズならではといえるハッチバック、そしてワイド&ローな基本スタイルはそのままに、現代アウディのアイデンティティである、六角形をモチーフにしたフロントマスク「シングルフレーム」は、より彫刻的なデザインを強調した最新のものへと変更。またバンパーやボンネット形状を刷新することで、よりシャープかつスポーティな出で立ちとなった。

Audi S7 Sportback

Audi S7 Sportback

また、ヘッドライトには「A8」譲りとなるマトリクスLEDをあらたに採用。これは、ロービーム用のLEDと19個のLEDハイビームで構成されるもので、フロントに搭載されたカメラでセンシングをおこない、必要に応じてLEDを個別に点灯・消灯することで対向車や先行車を幻惑することなく、正確に路面を照射することを可能とする画期的なライティングシステムだ。

新型A7 スポーツバック シリーズは、全車アウディ独自のフルタイム4WDシステム「quattro」を搭載するが、ラインナップされるエンジンはA7 スポーツバックにふたつ、S7/RS 7 スポーツバックはそれぞれひとつとなる全4基。もっとも廉価なエントリーグレードとなるA7 スポーツバックは、2.0リッター直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ「2.0 TFSI」が今回はじめて設定(8月より発売予定)され、その上位モデルには、先代比プラス23psの最高出力245kW(333ps)を発揮する、3.0リッターV型6気筒DOHCスーパーチャージャー「3.0TSFI」が用意された。

Audi S7 Sportback

Audi S7 Sportback

また、S7 スポーツバックには、331kW(450ps)の最高出力をもつ4.0リッターV型8気筒DOHCインタークーラー付きツインターボエンジンが搭載され、上記3モデルには7段Sトロニック(デュアルクラッチ)が組み合わされる。

いっぽうRS 7 スポーツバックは、S7とおなじ4.0リッターV型8気筒DOHCインタークーラー付きツインターボエンジンとしながらも、最高出力を412kW (560ps)にまで高めたシリーズ頂点に立つフラグシップモデル。燃費向上のため、気筒休止システムの「COD(シリンダー オン デマンド)テクノロジー」を採用したほか、トランスミッションは多段化された8段ティプトロニック(トルコンAT)が搭載された。

Audi A7 Sportback|アウディ A7 スポーツバック
Audi S7 Sportback|アウディ S7 スポーツバック
Audi RS 7 Sportback|アウディ RS 7 スポーツバック

アウディ A7/S7/RS 7 スポーツバックが待望の日本上陸(2)

乗車定員は4名から5名に変更

ボディはアルミニウム素材と高張力鋼板を採用したことで、軽量化と高剛性を実現。足回りは、A7 スポーツバックにダイナミックサスペンションが奢られ、S7 スポーツバックにはアダプティブ エアサスペンションスポーツ、そしてRS 7 スポーツバックにはDRC付きスポーツサスペンションスポーツが標準で装備された。ブレーキは、オプションでカーボンセラミックファイバーを設定することも可能だ。

またドライバーの好みやドライビング状況に応じて、走行特性を選択できる「アウディ ドライブセレクト」も全車標準で装備され、「コンフォート」「オート」「ダイナミック」「エフィシェンシー」の4つの走行モードを、スイッチ操作により任意で選択することもできる。

インテリアでは、全車にBOSEサラウンドシステムが標準装備となったほか、A7 スポーツバックのリアシートは、従来の2人用から3人用となり、乗車定員は5名に変更された(S7/RS 7 スポーツバックは4名のまま)。また遮音性に優れた「アコースティックガラス」を採用したことで、室内の快適性を一段と高めている。

Audi A7 Sportback

Audi A7 Sportback

そしてアウディ独自のインフォテイメントシステム「MMI(マルチメディアインターフェイス)」も、最新世代へとアップデートされた。携帯電話を使ってMMIをネットワークに接続することが可能なAudi connectを導入し、天気、ガソリンスタンド、駐車場、ニュース、フライト情報など、さまざまな情報をリアルタイムで入手することができる。

オペレーターサービスの「Audi connect Navigator」も搭載され、「施設検索サービス」や、ホテルやレストランの予約手配をおこなう「予約手配サービス」も専用のコールセンターと対話しながら利用でき、ナビゲーションの目的地設定がより容易となった。

Audi A7 Sportback

Audi A7 Sportback

安全装備面では、自動ブレーキ機能のアウディ ブレーキガードをはじめ、車線変更の際、危険を察知するとドアミラーに組み込まれたライトが点灯するアウディ サイドアシスト、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールといった、事故を未然に防止するアクティブセーフティのパッケージ「アウディプレセンスプラス」を標準で装備。

さらに、動物も認識可能となった進化版「ナイトビジョンシステム」や、駐車時に自動でステアリングを操作してくれるパークアシスト付きアウディパーキングシステムもオプションで用意される(RS 7にのみ標準装備)。

なお価格は、A7 スポーツバック「2.0 TFSI」が716万円、「3.0TSFI」が924万円、S7 スポーツバックが1,344万円、RS 7 スポーツバックが1,772万円となる。

Audi A7 Sportback 2.0 TFSI quattro
アウディ A7 スポーツバック 2.0 TFSI quattro

ボディサイズ|全長4,990 × 全幅1,910 × 全高1,430 mm
ホイールベース|2,915 mm
エンジン|2.0リッター直列4気筒DOHCターボ
トランスミッション|7段Sトロニック
最高出力|185 kW(252 ps)/ 5,000-6,000 rpm
最大トルク|370 Nm / 1,600-4,500 rpm
価格|716 万円(8月より発売予定)

Audi A7 Sportback 3.0 TFSI quattro
アウディ A7 スポーツバック 3.0 TFSI quattro

ボディサイズ|全長4,990 × 全幅1,910 × 全高1,430 mm
ホイールベース|2,915 mm
車両重量|1,900 kg
エンジン|3.0リッターV型6気筒DOHCスーパーチャージャー
トランスミッション|7段Sトロニック
最高出力|245 kW(333 ps)/ 5,500-6,500 rpm
最大トルク|440 Nm / 2,900-5,300 rpm
燃費(JC08モード)|12.6 km/ℓ
CO2排出量|184 g/km
価格|924 万円

Audi S7 Sportback|アウディ S7 スポーツバック
ボディサイズ|全長4,990 × 全幅1,910 × 全高1,420 mm
ホイールベース|2,915 mm
車両重量|2,050 kg
エンジン|4.0リッターV型8気筒DOHCツインターボ
トランスミッション|7段Sトロニック
最高出力|331 kW(450 ps)/ 5,800-6,400 rpm
最大トルク|550 Nm / 1,400-5,700 rpm
燃費(JC08モード)|10.1 km/ℓ
CO2排出量|230 g/km
価格|1,344 万円

Audi RS 7 Sportback|アウディ RS 7 スポーツバック
ボディサイズ|全長5,010 × 全幅1,910 × 全高1,425 mm
ホイールベース|2,915 mm
車両重量|2,050 kg
エンジン|4.0リッターV型8気筒DOHCツインターボ
トランスミッション|8段ティプトロニック
最高出力|412 kW(560 ps)/ 5,700-6,600 rpm
最大トルク|700 Nm / 1,750-5,500 rpm
燃費(JC08モード)|10.3 km/ℓ
CO2排出量|225 g/km
価格|1,772 万円

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