Mercedes-Benz E Class Cabriolet|メルセデス Eクラスにカブリオレが追加
CAR / NEWS
2015年4月9日

Mercedes-Benz E Class Cabriolet|メルセデス Eクラスにカブリオレが追加

Mercedes-Benz E Class Cabriolet|メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ

メルセデス Eクラスにカブリオレが追加

ダイムラーは2009年にデビューしたメルセデス・ベンツEクラスの新たなるラインナップとなるカブリオレを発表した。

文=ジラフ

あえてソフトトップを採用

このクルマのエクステリアでの特徴は、電動メタルルーフではなくあえて電動のソフトトップを採用したこと。このソフトトップは、23mmの厚さをもち、さまざまな天候、寒暖の差にも対応するという。また静粛性にも気が配られ、80km/h以上で走行した場合の車外音や風切り音は、徹底的に低減され、200km/hで走行していても、携帯電話のハンズフリー通話ができるほどの静粛性だという(幌を閉じた場合)。

このトップには、フロントウインドウ上部のスポイラーと後席ヘッドレスト後方のディフレクターで構成された、世界初となる「エアキャップ」が装備されるのもトピック。このエアキャップは、センターコンソール部分にあるスイッチを押すだけで、前方のスポイラーが60mmせり上がり、オープンで走行時でも、160km/hまではキャビンにほとんど風は吹き込まないという。

1月11日に開幕するデトロイトショーで正式デビュー

またSLにも採用された「エアスカーフ」も改良がほどこされ導入が決定。シートバックに超小型のセラミックヒーターを内蔵し、ヘッドレストの送風口から温風を噴出すことで首のまわりを暖めてくれるこのシステムは、冬のオープンエアには必須の装備といえるだろう。

新型Eクラスカブリオレは、2010年1月11日に開幕するデトロイトモーターショーで正式発表が予定され、ヨーロッパでは2010年1月から販売が開始されるとアナウンスされている。

BRAND HISTORY
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりがべつべつにガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。

製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。

こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役としてつねに時代の先頭を走りつづけているのだ。

           
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