CAR /
NEWS
2015年4月14日
CITROEN DS Inside|34年の時をへて復活する、往年の名車
CITROEN DS Inside
34年の時をへて復活する、往年の名車
シトロエンは、ジュネーブ国際自動車ショーにおいてコンセプトカー「DSインサイド」を発表した。
文=ジラフ
シトロエンの高級レンジを担う
このモデルは、34年の時を経て2010年に復活する、DSシリーズの方向性を指し示す1台と認識して間違いはない。
まず気づくのは、1950年代から70年代にシトロエンのフラッグシップとして存在した、往年のDSと同様に、ラインナップ中の高級レンジを担うであろうことだ。
今回発表されたDSインサイドは、コンパクトなボディの3ドアハッチバックでありながら高級サルーンと肩を並べる上質感をもつモデル。その特徴は独特のウエストライン、太いBピラー、張り出したフェンダー、アクセントとなるクロームメッキなどがあげられる。
ここ数年は世界的に、ガソリンの急騰やエコの意識が向上したこともあり、大型車から小型車への乗り換えが増加。そこでシトロエンでは「オーナーのプライドを満たす個性をもちながら、ユーザーが真に求めている経済性を満たすクルマ」というコンセプトのもと、DSインサイドの開発を進めたという。
市販時には、このインサイドはDS3という名でデビューを飾るものと思われるが、そのほかにも中型車の「DS4」、大型車の「DS5」の2種類もラインナップ。
来年からはじまるシトロエンの新たなモデル展開に期待したい。