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2021年4月22日
ベントレー、新型コンチネンタルGTスピード コンバーチブルを発表 |Bentley
BENTLEY Continental GT Speed Convertible|ベントレー コンチネンタルGTスピード コンバーチブル
ベントレー、新型コンチネンタルGTスピード コンバーチブルを発表
ベントレーは4月14日、オープントップ最高峰のグランドツアラーとなる新型コンチネンタルGTスピード コンバーチブルを発表した。
Text by HARA Akira
クローズ時に先代コンチネンタルGTクーペと同等の室内静粛性を実現
今回のスピードモデルは、コンバーチブルグランドツアラーのベンチマークであるコンチネンタルGTコンバーチブルの高性能版であり、パワーとドライバー重視の設定が最高レベルまで引き上げられている。
パワートレインは、ベントレーが誇る6.0リッター W12 TSIエンジンの改良版で、24ps向上した659psと900Nmという圧倒的な出力とトルクを発生し、0-100km/h加速3.7秒、最高速335km/hという数値を叩き出す。
トランスミッションは8段デュアルクラッチ式で、「スポーツモード」では2倍の速さで変速し、シフトアップのタイミングを遅らせるとともにシフトダウンを早めることで、パワフルな12気筒のパワーバンドに長くとどまるようチューニングされているという。
専用ルーフはZ型に折りたたむ構造で、オープンもクローズもわずか19秒で可能。ボタンをワンタッチすれば、ラグジュアリーなクーペからオープントップのグランドツアラーに変身する。
密閉システムの改良と音響処理により、従来型と比較すると一般的な巡航速度での騒音レベルが3デシベル低減。加えて、ルーフの遮音材と開閉機構の組み合わせを刷新し、先代コンチネンタルGTクーペと同等の室内静粛性を実現した。
ルーフカラーは全7色で、英国伝統のツイードを現代的にアレンジした柄や、ブラック、ブルー、クラレット、グレーなどを用意する。ルーフライナーの仕上げは「ニューレッド」や「マグノリア」などで、全8種類となる。
エクステリアは、スポーツタイプのドアシル、ダークティントのグリル、スピードバッジ、スピードモデル専用の22インチ鍛造ホイールが特徴。
インテリアでは、アルカンターラのステアリングホイールや助手席側フェイシアのスピードバッジが、レザーとアルカンターラで彩られたスピード専用カラースプリットにしっくりとなじんでいる。
インテリアはメインレザー15色、セカンダリーレザー11色から選択可能で、「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルトとヘッドレストに施された「Speed」の刺繍が、コンチネンタルGTコンバーチブルの最強モデルであることをほのめかす。さらに、アルカンターラとレザーのモノトーンカラースプリットが無償オプションとして設定されている。
価格は3,730万円で、日本ではすでに受注を開始しており、納車は今年秋以降を予定している。