M4カブリオレ、登場|BMW
BMW M4 Convertible|ビー・エム・ダブリュー M4 カブリオレ
M4カブリオレ、登場
BMWは、「4シリーズ カブリオレ」にM社がエンジニアリングをほどこしたハイパフォーマンスモデル「M4カブリオレ」を発表した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
M3セダン、M4クーペにつづく第3のファミリー
ことし4月のニューヨークオートショーでその姿をあらわした「M4カブリオレ」の詳細、そして動画が公開された。
初代「M3カブリオレ」から数えて5代目となる、新型M4カブリオレのパワートレーンは、「M3セダン」「M4クーペ」とおなじく、高回転型の3.0リッター直列6気筒Mツインパワーターボに6段MTもしくは7段M DCT(ダブル クラッチ トランスミッション)を搭載。最高出力317kW(431ps)と最大トルク550Nmを誇り、M-DCTとの組み合わせでは0-100km/hを4.4秒でこなす。
軽量化されたシャシーやアルミ製のボンネットやフロアサイドパネル、カーボンファイバー製ドライブシャフトなどを採用することにより、燃費はM3セダンやM4クーペよりは若干劣るものの9.1-8.7ℓ(およそ11.0-11.5km/ℓ)、CO2排出量は213-203g/kgを誇る。
インテリアもM3セダン、M4クーペに準じたもので、クロームトリムとコントラストカラー ステッチングの施されたMレザーステアリング、Mシフトレバー、Mドアシル、MフットレストなどMならではの装備がそなわる。カラーは、4色のファイングレイン メリノレザーが用意され、さらにBMW Indivisualプログラムを利用すると9色のバリエーションが追加される。
3分割方式のオープントップは、18km/h以下の速度でなら走行中も操作が可能。開閉にかかる時間は20秒未満とされる。また、このルーフの内側は全面がライナーで覆われ、オープンモデル特有の問題となる遮音性と断熱性を高いレベルで実現すると謳う。
トランクスペースはオープン時に220リットル、クローズにすると370リットルを確保している。また、格納されたルーフの下の荷物が出し入れできるよう、ルーフ格納部分を持ち上げる機構も備える。
欧州では5代目となる新型M4カブリオレ、日本国内への導入については未定のままだ。
BMW M4 Convertibel│ビー・エム・ダブリュー M4カブリオレ
ボディサイズ│全長 4,671 × 全幅 1,870 × 全高 1,386 mm
ホイールベース│2,812 mm
トレッド前/後│1,579 / 1,603 mm
重量│(6MT)1,750 kg (7M-DCT)1,790 kg
エンジン│2,979cc 直列6気筒 DOHC Mツインパワーターボ
ボア×ストローク|89.6 × 84.0 mm
圧縮比|10.2
最高出力│317 kW(431 ps)/ 5,500-7,300 rpm
最大トルク│550 Nm/1,850-5,500 rpm
トランスミッション│6段MT、7段M-DCT
駆動方式│FR
ブレーキ前/後│ベンチレーテッドディスク / ベンチレーテッドディスク
サスペンション前/後│ダブルジョイント スプリング ストラット / 5リンク
タイヤ 前/後│255/40R18 / 275/40R18
0-100km/h加速|(6MT)4.6 秒 (7M-DCT)4.4秒
最高速度|250 km/h(リミッター作動)
燃費(JC08モード)│(6MT)9.1 ℓ/100km (7M-DCT)8.7 ℓ/100km
CO2排出量│(6MT)213 g/km (7M-DCT)203 g/km
トランク容量|220 リットル(ルーフクローズ時 370 リットル)