アルファ ロメオ 4C スパイダー、ジュネーブに現る|Alfa Romeo
Alfa Romeo 4C Spider|アルファ ロメオ 4C スパイダー
アルファ ロメオ 4C スパイダー、ジュネーブに現る
アルファ ロメオは、3月初旬に開催されたジュネーブ モーターショーで、ライトウェイトスポーツカー「4C」のオープン版となる「4C スパイダー」を初公開した。
Text by AKIZUKI shinichiro(OPENERS)
フロントマスクも刷新
2013年春にアルファ ロメオが発表したライトウェイトスポーツカー「4C」に、早くもスパイダーバージョンがお目見えした。ワールドプレミアを飾ったその会場は、今月初旬に開催されたジュネーブモーターショー。今回発表された「4C スパイダー」は、2015年の発売を予定しており、限りなくプロダクションモデルに近いデザインスタディといえる。
スパイダー化にあたり最大の注目点となったルーフは、ハードトップではなくソフトトップを採用。その理由はもちろん軽量化のためであり、ロールオーバーやスポイラーなど随所にカーボンファイバーが用いられている。車両重量はクーペの895kgにたいして、+60kgの重量増に抑えられた。前後の重量配分も40:60とクーペモデルからの変更はない。
一見、エクステリアはこのルーフ以外変化がないようにも見えるが、実際にはさまざまな変更がくわえられている。まずフロントまわりでは、「クラムシェル ヘッドランプ」とよばれるあたらしいデザインのものが採用されたほか、テールパイプは、これまで左右2本出しだったものが、センター2本出しとなった。
これは「デュアルステージ セントラル エキゾーストシステム」と呼ばれ、2輪レースの最高峰、Moto GPなどの競技用エキゾーストシステムを手掛けているアクラボビッチ社が開発したもので、チタンとカーボンが使用されており、ドライバーの操作によって、サウンドやパフォーマンスの変化を楽しむことができるものとなっている。
パワートレインは、クーペモデル同様に、最高出力240psを発揮する1.75リッター直4ターボエンジンをミッドに横置きで搭載。これに6段のアルファ TCT デュアルクラッチ トランスミッションが組み合わされる。もちろんその他アルファ ロメオと同様にDNAセレクターを装備している。パーフォーマンスもクーペモデルと変わりなく、0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は250km/hだ。