車中泊に便利なアウトドア用ミニ、登場|MINI
MINI Clubvan Camper|ミニ クラブバン キャンパー
MINI Cowley|ミニ カウリー
MINI Countryman ALL4 Camp|ミニ カントリーマン オール4 キャンプ
ミニに泊まる
本格的な夏をむかえ、突然思いたって、週末にふらりと、海へ山へイベントへ。そんな突然のドライブ旅行でも、宿の手配を気にしなくていい、いずれも車中泊に便利な、アウトドア向けのミニが発表された。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
MINIが公開した3つのモデル
公開されたミニは3台。ひとつは、「ミニ クラブバン」を改造した1人用の「ミニ クラブバン キャンパー」。2人が宿泊可能なコンパクトなトレーラーハウス「ミニ カウリー」。「ミニ カントリーマン」のルーフにテントを搭載する「ミニ カントリーマン オール4 キャンプ」。
いずれも“最高に愉しい旅を最小の面積で”というフィロソフィーに基づき製作されている。ミニの奥深さと、デザインおよび技術者のクリエイティビティ伝えるためのコンセプトカーということだ。
快適なひとり旅に
「ミニ クラブバン キャンパー」は、ひとりが快適に夜を過ごせるように設計されており、“世界一小さな、ラグジュアリーなキャンピング バン”と謳うモデル。ベースとなったミニ クラブバンの特徴である、ボディ一体となったリヤクォーターパネルの内側には、ひとりぶんの寝床と小さな引出し型のキッチンを装備。このキッチンをあけると、コンロと冷蔵庫が収納されている。
天井には開閉可能な小さなガラスルーフ。換気にも使えるが、車内に寝転がったまま、星を眺めることもできる。そして、車中泊で気になる衛生にも気を配っており、荷室の下にタンクを内蔵し、そこから簡易シャワーを使うことができるのだ。
ミニのデザインにのっとったトレーラーハウス
「ミニ カウリー」は、コンパクトかつ2人が快適に過ごせるトレーラーハウス。赤いティアドロップ型のボディに、ブラックのラインが引かれ、ミニと一体となるデザイン。公開された写真で牽引している「ミニ クラブマン」のミラーを含む全幅より12cmほど広く、重量は300kg弱だ。
この名称“カウリー(Cowley)”は、100周年を迎えたミニのオックスフォード工場のある地名にちなんでつけられているという。
室内には2名ぶんのスペースを確保。また、窓は1969年までに発売された旧ミニにならい、両開きのスライド式を採用している。
後部には、2口のガスストーブ、冷蔵庫、ポンプ付のウォータータンクおよびシンクを内蔵。この冷蔵庫および室内のTV/DVD、オーディオなどは、天井に設置されたソーラーパネルから充電されたバッテリーを電源として駆動する。