モーガン19年ぶりの新型車「プラス シックス」日本上陸|Morgan
Morgan Plus Six|モーガン プラス シックス
モーガン19年ぶりの新型車「プラス シックス」日本上陸
モーガンカーズ・ジャパンは6月28日(金)、新型車「プラス シックス」を日本で発売したと発表した。
Text by YANAKA Tomomi
新開発アルミプラットフォームとBMW製エンジンを採用
今年3月のジュネーブ モーターショーで発表された「プラス シックス」が日本に上陸。今年110周年を迎え、いまもスポーツカーをハンドビルドしているモーガンの19年ぶりの新モデルになる。
プラス シックスには、新設計された“CXジェネレーション 接着アルミプラットフォーム”を採用。ホイールベースは20mmストレッチしたのに対し、足回りスペースは200mm拡張し、収納スペースは31パーセント向上。高剛性で軽量化を果たしたこのプラットフォームは、この先何十年にもわたって開発されるモーガン車にも使用されるという。
このように進化を遂げながらも、モーガンの象徴ともいえる伝統の木製フレームは健在。モーガン木材工房で働く熟練の職人による手作業と英国製のトネリコ木材によりプラス シックのフレームは1968年から2004年にかけて製造された「プラス8」より厚くなり、強度が増し、よりワイドボディー化された。
パワートレインはBMW製で、トヨタ「スープラ」にも採用されている3.0リッター直列6気筒ツインターボの「B58」エンジンを導入。最高出力250kW(340ps)、最大トルク500Nm(51.0kgm)を発生し、トランスミッションはZF製の8段ATで、パドルシフトやギアレバーを使用しマニュアルシフトすることも可能だ。0-100km/h加速は4.2秒を記録する。
デザインは、これまでのモーガンのデザインを受け継ぎながらも新デザインのライトなどによりフロントマスクを印象的に演出。
インテリアでもダッシュボード内のアナログメーターの間にLCDスクリーンを設置して車輌情報を表示するなど大きく進化。ダッシュボードは1950年代の航空機器類からインスピレーションを受けた新デザインが取り入れられている。
シートも新デザインを採用。軽量化と高剛性化が図られたことで、車両の挙動をドライバーに的確に伝えられるようになった。また、厚さを抑えることで収納や足回りスペースも向上しているという。
上級グレードの「プラス シックス ツーリング」と、新型の発売を記念した「プラス シックス ファーストエディション」には、脱着式の軽量コンポジット ハードトップが標準装備されており、クルマをルックス的にも機能的にも変化させ、楽しむこともできる。
価格は、ベースグレードが1,393万2,000円で、「ツーリング」が1,490万4,000円、「ファーストエディション ムーンストーン」が1,576万8,000円、「ファーストエディション エメラルド」が1,576万8,000円となる。
Morgan Plus Six|モーガン プラス シックス
ボディサイズ|全長3,890×全幅1,756×全高1,220mm
車両重量|1,075kg
エンジン|3.0リッター直列6気筒ツインターボ
最高出力|250kW(340ps)/6,500rpm
最大トルク|500Nm(51.0kgm)
最高速度|267km/h
0-100km/h加速|4.2秒
トランスミッション|8段AT
サスペンション|ダブルウィッシュボーン
ブレーキ|ベンチレーテッドディスク
タイヤ前/後|225/35R19 / 245/45R19
価格|1,393万2,000円〜1,576万8,000円
モーガンカーズ・ジャパン
https://www.morgan-cars.jp/