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2019年6月19日
ボルボ、Uberと共同開発した自動運転のための生産車を発表|Volvo
Volvo|ボルボ
Uberと共同開発した自動運転のための生産車を発表
ボルボ・カーズは、クロスオーバーSUV「XC90」をベースに、配車サービスUber(ウーバー)と共同開発した自動運転のための生産車を発表した。
Text by YANAKA Tomomi
ボルボのベース車両にUberの自動運転システムを組み込む
Uberとボルボ・カーズは2016年に、自動運転を早期に実現すべく共同技術開発の契約を締結。それ以降、いくつもの試作車を開発してきたという。そしてついに、ボルボのプラットフォームにUberの自動運転システムを組み込んだ初の生産車が発表された。
ベース車両の「XC90」には、Uberが開発した自動運転システムを容易に導入できるようにするための安全機能を装備。将来的にはUberネットワークで自動運転車による自動配車サービスを提供できるようにするという。
自動運転車の重要な特徴としてあげられるのが、ステアリングやブレーキ機能における複数のバックアップシステムとバッテリーのバックアップ電力。基本システムが機能しなかった場合でも、即座にバックアップシステムが起動して車両を停止できるよう設計されているとボルボでは謳う。
このボルボが設計したバックアップシステムに加え、車両に搭載される一連のセンサーがUberの自動運転システムにより都市部の環境もで安全走行できるよう設計されいているという。
ボルボ・カーズのホーカン・サムエルソンCEOは「今後5年以内にはボルボが販売するすべてのクルマのうち三分の一が完全自動運転車になると予想しています」とコメント。ボルボでは2020年代の早い時期に自動運転を導入するため、今回の「CX90」と同様の自動運転ベースの車両コンセプトを次世代モデルにも採用していくと予定している。
問い合わせ先
ボルボ・カスタマーセンター
0120-922-662(9:00-18:00)