より現代的にブラッシュアップしたボルボのフラッグシップSUVが登場

Volvo XC90｜ボルボ XC90

ボルボ・カー・ジャパンは2月13日、マイナーチェンジしたフラッグシップSUVの「XC90」を発売した。

Text by YANAKA Tomomi

内外装ともにデザインを大大幅にブラッシュアップ

ボルボのフラッグシップ7シーターSUV「XC90」がよりモダンにブラッシュアップした。

まずエクステリアが大幅に変更され、フロントデザインは一新。2方向から延びる斜線が重なり合うグラフィカルなパターンがフロントに取り入れられているのが特徴だ。

エクステリア全体でもボルボの最新のEVと共通する要素が反映されており、よりクリーンな印象がもたらされた。

インテリアはスカンジナビアンデザインが用いられ、直線的でシンプルかつ洗練された空間に。ダッシュボードやシートなどにはリサイクル素材を使用するなどサスティナブルでありながら上質感が感じられるものとなっている。

センターディスプレイなどは新型EVの「EX90」や「EX30」と同じ、11.2インチと大型化し、高解像度となったものが採用されており、操作性や視認性が向上。さらに定期的な無線ソフトウェアアップデート（OTA）で時間の経過とともにクルマが進化していくという。

パワートレインは2タイプ。プラグインハイブリッド（PHEV）の「T8 AWD」と、新たにミラーサイクルエンジンを採用し燃費効率が約5.3％向上したマイルドハイブリッド「B5 AWD」をラインアップする。

「T8 AWD」では18.8kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、1回の充電で73㎞の航続距離を記録。日常の使用においては、EV走行のみが可能となり、排出ガスゼロでの移動もできることになる。長距離移動においてもモーターとエンジンの組み合わせにより、最長航続距離が900㎞以上になるという。

また、それぞれのパワートレインに合わせ、乗り心地も改良されており、マイルドハイブリッドの「B5 AWD」には新しいダンパーが標準で備えられた。

一方PHEVの「T8 AWD」にはエアサスペンションを装備。クルマ、路面、ドライバーを1秒間に500回モニターするアクティブ・シャシーと連動し、快適な乗り心地に寄与するそう。

安全装備では、衝突の危険を回避するため、レーダーとフロントカメラにより対向車線への逸脱を検知し、安全に自車線に誘導するほか、歩行者や自転車、ほかの車両などとの衝突も回避、軽減する。

ボディカラーは新色のマルベリーレッドを含む6色を展開。価格はマイルドハイブリッドの「B5 AWD」はベースの1019万円と、「ウルトラB5 AWD」1099万円の2グレードを用意。PHEVの「T8 AWD」は1294万円となる。

Volvo XC90｜ボルボ XC90
ボディサイズ｜全長4,955×全幅1,960×全高1,775㎜
ホイールベース｜2,985㎜
車両重量｜＜B5 AWD＞2,110kg　＜ウルトラB5 AWD＞2,130kg　＜ウルトラT8 AWD＞2,300kg
定員｜7人
エンジン｜
＜B5 AWD＞1,968㏄直列4気筒DOHCターボ
＜T8 AWD＞1,968㏄直列4気筒DOHCターボ
エンジン最高出力｜
＜B5 AWD＞184kW(250ps)/5,400-5,700rpm
＜T8 AWD＞233kW(317ps)/3,000-5,400rpm
エンジン最大トルク｜
＜B5 AWD＞360Nm/2,000-4,500rpm
＜T8 AWD＞400Nm/3,000-5,400rpm
モーター最高出力｜
＜B5 AWD＞10kW/3,000rpm
＜T8 AWD＞フロント：52kW/3,000-4,500rpm
　　　　　　　　　　　　　リア：107kW/3,280-15,900rpm
モーター最大トルク｜
＜B5 AWD＞40Nm/2,250rpm
＜T8 AWD＞フロント：165Nm/0-3,000rpm
　　　　　　　　　　　　　　リア：309kW/0-3,280rpm
駆動方式｜電子制御四輪駆動
リチウムイオンバッテリー容量｜＜T8 AWD＞18.8kWh
充電電力使用時走行距離｜＜T8 AWD＞76km
サスペンション前/後｜ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
タイヤサイズ｜＜B5 AWD＞275/45R20　　＜T5 AWD＞275/35R22
ステアリング｜右
価格｜＜B5 AWD＞1019万円＜ウルトラB5 AWD＞　＜T8 AWD＞1294万円

問い合わせ先

ボルボ・カスタマーリレーションセンター
Tel.0120-019-270 （9:00-21:00 年中無休）

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