マセラティ、たった1台の特別な「レヴァンテ」や特別仕様などを公開|Maserati
Maserati Levante ONE OF ONE|マセラティ レヴァンテ ONE OF ONE
Maserati Levante Trofeo Launch edition|マセラティ レヴァンテ トロフェオ ローンチエディション
1台の特別なレヴァンテと、100台限定の特別仕様などを展示
マセラティは、3月5日から始まったジュネーブモーターショーで、1人のオーナーのためにフルカスタマイゼーションを施した1台だけの「レヴァンテ ONE OF ONE」と、100台限定の特別仕様車「レヴァンテ トロフェオ ローンチ エディション」などを展示した。
Text by HARA Akira
今後のカスタマイゼーションを示唆
ジュネーブ モーターショーで展示される「レヴァンテONE OF ONE」は、世界的なイタリアのワイナリー「マルケージ・アンティノリ」の副社長であるアレグラ・アンティノリ女史のためにフルカスタマイゼーションを施した、たった1台のコンプリートカー。マセラティのデザインセンターである「マセラティ チェントロ スティーレ」がアンティノリ氏をサポートし、単なるアクセサリーの選定を超えた“共同制作”として生み出されたものだという。
エクステリアカラーは、トスカーナ地方の丘の色彩にインスパイアされた三層コートの特注グリーンで、ドアハンドル、サイドエアベント、グリルインサートなどは深いクロームで仕上げられた。
インテリアも、インストルメントパネル下部、ドアパネル、センタートンネル、シートカラーに、トスカーナ地方のワインヤードが持つ温かみのある地面の色調を採用。シートには、表面に仕上げ材を使わずアニリンとオイルだけで着色し、ボタンタフトによる立体的なオーナメントを加えた“ピエノ フィオーレ レザー”を採用。センタートンネルには、フィレンツェとシエナの中間に位置するキャンティクラシコ地方にあるアンティノリ ワイナリーの建物に使用されている「Cor-Ten(耐候性綱)」からヒントを得たカーボンファイバーと銅線を使用するなど、過去のレヴェンテで採用されていない素材が選択されている。さらに足元のフロアマットを100パーセント天然モヘアウールが用いられる。
マセラティでは、この1台が同社の今後のカスタマイゼーション プログラムを示唆するものだとしている。
一方の「レヴァンテ トロフェオ ローンチエディション」は、欧州市場へのV8レヴァンテ導入に先駆けて100台限定で制作された特別仕様車。「ブルー エモツィオーネ マット」、「ジャッロ モデネーゼ」、「ロッソ マグナ」といった特別なボディカラーを用意し、サイドスカートやボンネットにはカーボンファイバーを採用。22インチ鍛造アロイホイール“オリオーネ”はマットまたはグロスブラック塗装仕上げとした。
インテリアは、最高級フルグレーン“ピエノ・フィオーレ”ナチュラルレザーを使用したTrofeoロゴ入りスポーツシートを採用。フェラーリのマラネロ工場で組み付けられる3.8リッターV8ツインターボエンジンは、最高出力580ps/6,250rpm、最大トルク734Nm/2,500-5,000rpmを発生。Q4インテリジェントAWDシステムを介して4輪を駆動し、0-100km/h加速4.1秒、最高速度は300km/hに迫るという。
このほか、エルメネジド・ゼニアの「PELLET TESSUTA」でカスタマイズした2019年モデルの「クアトロポルテ SQ4 グランルッソ」と「レヴァンテ SQ4 グランスポーツ」、グリジオ ラヴァ マットのボディカラーと限定オプションをまとったスポーツモデル「グラントゥーリズモMC」などが初公開された。
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