新エンジンと8段ATの改良版308を販売開始|Peugeot
Peugeot 308|プジョー308
新型ディーゼルと8段AT搭載の「プジョー308」改良モデル登場
プジョー・シトロエン・ジャポンはプジョーのハッチバックモデル「308」に、新型エンジン、8段AT、アクティブ クルーズ コントロールなどを追加導入した改良モデルを発表し、販売を開始した。
Text by HARA Akira
ダウンサイジング&パワーアップのディーゼルエンジン
新しく搭載するDV5型1.5リッター クリーンディーゼルは、今後のPSAグループのディーゼル戦略の中心となる新開発エンジン。従来モデルが搭載していたDV6型1.6リッターに比べ、排気量をダウンサイジングしたにも関わらず最高出力を10psアップの130ps(96kW)/3,750rpmとし、低回転から高回転域までの全域で豊かなトルク(最大トルク300Nm/1,750rpm)を発生するという。燃費はJC08モードで、従来型「308 Allure Blue HD」の21.0km/ℓから15.7パーセントも向上した24.3km/ℓを達成。現状の排ガス規制(EURO6.2)をクリアするとともに、今後のより厳しい規制にも対応するポテンシャルを持つとしている。
技術的には、シリンダーヘッドの完全新設計、2009年のル・マン24時間レースを制したプジョー「908 HDi FAP」の設計を反映した燃焼室形状、フリクションを低減するダイヤモンド ライク コーティング処理、2,000バールの新インジェクション、新排気浄化システムSCRFなどの採用が寄与しているという。
最高出力130ps(96kW)/5,500rpm、最大トルク230Nm/1,750rpmの1.2リッターガソリンエンジンも、新型インジェクションの採用やターボチャージャーの制御を電子式に変更するなどし、EURO6.2に対応した。
トランスミッションは、「308 GT Blue HDi」が先に採用していた電子制御8速ATを新たに搭載。6段MTの「GTi」を除く全車が8段AT&パドルシフト仕様となるとともに、エアコンの最適化やフリーホイール機能により燃費走行に貢献する「エコモード」、シフトタイミング、ドライバビリティ、コンフォートの最適化を行う「通常モード」、シフトアップポイントの高速化、アクセルレスポンス向上、ステアリングフィールの変更を行う「スポーツモード」の3つのドライブモードを選択することができる。
さらに、アクティブ クルーズ コントロールを全車標準装備。価格はディーゼルモデルが304万9,000円-354万7,000円、ガソリンモデルが283万9,000円-308万9,000円となっている。
プジョーコール
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