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2019年3月26日
アウディ、エアバスやイタルデザインと“空飛ぶタクシー”をテスト|Audi
Audi|アウディ
エアバスやイタルデザインとともに“空飛ぶタクシー”を公開テスト
アウディはエアバスとイタルデザインとともに現地時間11月27日(火)、オランダ・アムステルダムで開催されているドローンウィークで空飛ぶ自動車「Pop.Up Next」のプロトタイプを初公開し、公開テストを行った。
Text by YANAKA Tomomi
早ければ10年以内に実現も
家まで自動運転のEVが迎えに来て、ドローン飛行場まで出向き、そこから目的地に向かって飛び立つ──。そんな、夢のような“空飛ぶタクシー”をアウディ、エアバス、イタルデザインがタッグを組み計画中だ。
このフライングタクシーの初めての公開テストがアムステルダムの「ドローンウィーク」で実施された。
会場に現れたのは1/4スケールの「Pop.Up Next」プロトタイプ。パッセンジャーカプセルを抱えたドローンが精確にEVの上に降り立つと、カプセルを切り離してEVへと引き渡す。カプセルと連結したEVは自動運転により会場から走りだし、見事テストを成功させた。
アウディの取締役兼イタルデザイン社長のベルント・マルテンス博士は「自動運転が実用化すれば、さらに多くの人々がクルマで移動するようになるでしょう。将来的には高齢者や子ども、運転免許のない人たちが便利なロボットタクシーを利用するようになります。道路と空中をスマートに行き来できるようになると、人々だけでなく、都市も恩恵を受けることになります」とコメント。
次は実物大のプロトタイプの飛行や走行を計画しているといい、アウディでは早ければ10年以内に大都市において、道路と空中を利用した効率的なフライングタクシーサービスを展開できると予測している。
乗り換えをすることなく、家から目的地まで陸と空を使い移動する。そんな夢のような乗り物はもうすぐそこまで来ているのかもしれない。