フェラーリが新型オープンモデル「488ピスタ スパイダー」を公開|Ferrari
Ferrari 488 Pista Spider|フェラーリ488ピスタ スパイダー
新型オープンモデル「488ピスタ スパイダー」を世界初公開
フェラーリは8月26日、米国カリフォルニア州ペブルビーチで開催中のコンクール デレガンスで、最新のスペシャルシリーズとなる「488ピスタ スパイダー」をワールドプレミアした。
Text by HARA Akira
720ps、最高速度340km/hのオープンモデル
カリフォルニアで初公開された「488ピスタ スパイダー」は、同社のドロップトップ(オープントップ)モデルとしては50番目となるもので、1950年から現在に至るまで、米国にコンバーチモデルファンの多いことからお披露目の場所として選ばれた。
ミッドシップに搭載する3.9リッター90度V型8気筒ツインターボエンジンは、最高出力720ps(530kW)/8,000rpm、最大トルク770Nm/3,000rpm(7段ギア時)を発生。ベースとなる「488スパイダー」に比べて出力で50ps、トルクで10Nmアップしたこのエンジンは、フェラーリのV8エンジン中最もパワフルなものとなり、その特徴的なエンジン音は、オープンモデルとなることで一層その魅力が際立つという。
ボディサイズは全長4,605×全幅1,975×全高1,206mm。車両重量はベースモデルより40kg軽い1,380kgを達成し、パワーウエイトレシオはわずか1.92kg/ps。100km/hまで2.85秒、200km/hまで8.0秒で加速し、最高速度340km/hというパフォーマンスを発揮する。
エクステリアは、ホワイトをベースに、フロントから後方に向かって広がりながらスポイラー脇のリアホイールアーチ後端まで続く車体中央のブルーのストライプが特徴で、車体を流れる気流をイメージしたという。ホイールは、ダイヤモンド仕上げの20インチ新型合金製で、フェラーリの伝統的なミッドシップ ベルリネッタスタイル リムを進化させた、星型ホイールを想起させる10本スポークデザインとなっている。
また、インテリアも、カーボンファイバーとアルカンターラの採用に加え、フロアをカーペットからアルミ製フットプレートに変更するなど、軽量素材パーツの導入とコンポーネントのスリム化が行われている。