トヨタ「スープラ」がレーシングコンセプトとして復活|Toyota
TOYOTA GR Supra Racing Concept|トヨタ スープラ レーシングコンセプト
トヨタ「スープラ」がレーシングコンセプトとして復活
トヨタは第88回ジュネーブモーターショーで、「GR スープラ レーシング コンセプト」を世界初公開した。
Text by HARA Akira
レース専用部品をフル装備
今回発表されたモデルに冠される「スープラ」は、「2000GT」とともに親しまれてきたトヨタのフラッグシップスポーツカーだ。北米では1978年(A40型)、国内では1986年(A70型)に登場し、2002年をもって生産が中止された(A80型)。今回のGRスープラ レーシングコンセプトは、そのスープラを16年ぶりにレーシングカーとして蘇らせたコンセプトモデルだという。
「世界最高峰のFun to Driveを提供する新たなスポーツカー」を目指し、欧州モータースポーツの拠点であるトヨタ モータースポーツ(TOYOTA Motorsport GmbH)が開発を担当した。
エクステリアは、ロングノーズショートデッキの伝統的スポーツカーのフォルムをまとったFRの2ドアクーペスタイルで、軽量高剛性のカーボンコンポジット材を採用したボディのサイズは全長4,574 × 全幅2,048 × 全高1,230mm。ホイールベースは2,470mm。左右に大きく張り出したフェンダー、大型リアウイング、リアディフューザーなどは優れた空力特性と走行性能を狙って開発したという。
サスペンション、ホイール、タイヤ、ブレーキなどをレース専用部品としたほか、後方確認モニターがついたダッシュボード、レーシングシート、パドルシフト付きステアリングホイール、コラム、ペダル、ロールゲージなど、インテリアにも各種レース用装備が組み込まれている。
なお、このGR スープラ レーシングコンセプトは、PlayStaion4向けレースゲーム「グランツーリスモSPORT」にて、4月のアップデートで追加される予定だ。