フォルクスワーゲン「I.D. Vizzion」をジュネーブショーで世界初披露|Volkswagen
Volkswagen|フォルクスワーゲン
I.D.シリーズ第4のモデル
「I.D. Vizzion」をジュネーブショーで世界初披露
フォルクスワーゲンはドイツ時間の2月20日(火)、3月に開幕するジュネーブ モーターショーでEVコンセプトモデル「I.D. VIZZION」を世界初披露すると発表。同時に「I.D. VIZZION」のティザーも公開した。
Text by YANAKA Tomomi
自動運転するプレミアムクラスのサルーン
2020年に発売予定の「ゴルフ」をベースにした4ドアコンパクト「I.D.クロス」を筆頭に、クロスオーバーSUVモデルや“ワーゲンバス”をモチーフにした「I.D.バズ」など、2025年までに20車種以上のEV導入を計画しているフォルクスワーゲン。
新たに、I.D.シリーズ第4のモデルであり、プレミアムクラスのサルーンとして開発されたコンセプトカー「I.D. VIZZION」がジュネーブモーターショーでワールドプレミアする。
「I.D. VIZZION」の最大のポイントとなるのが、自動運転技術を活用し、さまざまなアシスタンスシステムを備えた「デジタル ショーファー」を搭載すること。ステアリングホイールや目に見える操作類を使わず、ボイスコントロールやジェスチャーコントロールを介し、クルマを制御することが想定されているそう。
乗る人の指示を受けるのは、AIシステムの「バーチャルホスト」。乗客の個人的な好みを学習し、それぞれの乗員に個別に対応するという。
観音開きのドアが特徴の「I.D. VIZZION」のサイズは全長5.11メートルで、4人乗り。システムパワーは225kWを発生し、最高時速は180km/h。2つの電気モーターが四輪を介して駆動し、111kWhのリチウムイオンバッテリーとブレーキ回生を生かして最大665kmの航行距離が可能になるとフォルクスワーゲンでは謳う。
ジュネーブモーターショーは、スイス・ジュネーブで3月6日(火)から7日(水)のプレスデーの後、3月8日(木)から18日(日)まで一般公開される。