次世代クリエイターを支援する「LEXUS DESIGN AWARD」創設|LEXUS
LEXUS DESIGNE AWARD|レクサス デザイン アワード
次世代クリエイターを支援する
「LEXUS DESIGN AWARD」創設
10月30日から12月31日まで、レクサスは“Motion”をテーマに、ジャンルを問わず、幅広くクリエイターを募集。レクサスは、入賞者2名を支援し、世界を相手にアイディアを具現化する機会を提供する「LEXUS DESIGN AWARD」を創設した。クリエイターたちにとっては、刺激的なチャレンジの場であり、また、大きなチャンスだ。
Text & Event Photographs by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
どんなアイディアが登場するのか!? レクサスがクリエイターを募集
“DESIGN”を支援し、豊かな社会をつくり上げるべく、あらたにレクサスが設立した、国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD」と、その第一回目の概要が、TOKYO DESIGNERS WEEK 2012の開催日となる10月30日に発表された。
「HELLO DESIGN!」をスローガンに、企業、クリエイター、学生、団体と、幅広い参加者が作品を出展するTOKYO DESIGNERS WEEK 2012。中心地となる明治神宮外苑 絵画館前では、現在、テント、巨大作品、コンテナを利用したブースなどが軒を連ねている。
レクサスがブースを構えるのは、大きなテント内。そこでは、今回、設立となった「LEXUS DESIGN AWARD」の紹介と、その募集要項の告知がなされている。
その概要だが、レクサスはデザインを、課題解決のプロセス、豊かさを創造し、よりよい未来をつくるソリューションととらえて、作品を募集。第一回目となる今回のテーマは“Motion”。建築、プロダクトデザイン、ファッションなど、作品のジャンルは問わない。
作品応募期間は、10月30日から12月31日まで。6名の審査員が、入賞10作品をえらび、その作者は、2013年4月のミラノデザインウィークへ招待される。
また、そのうちの2作品のクリエイターは、このアワードで“メンター”とよばれる、プロダクトデザイナー サム・ヘクト(Sam Hecht)氏、建築家 石上純也氏からのアドバイス、レクサスからの最大500万円の制作費支援をうけ、2013年2月から3月までに、プロトタイプを作成。そのプロトタイプを、ミラノデザインウィークにてレクサス会場に展示する。ほか8作品はパネルで、やはり、ミラノでの出展がかなう。
10月30日におこなわれたアワード設立の記者会見では、審査員のひとり、建築家 伊東豊雄氏が、以下のようにコメントした。
「3・11の震災後、自然と人間との関係、サステイナビリティ、エコロジーといった現代のテーマを、根源に立ち返って、もういちど考えるべき時期がきた。デザインってなんだろう? とあらためて問い直すべきこのタイミングで、レクサスのアワードが創設されたのは大きい。ただ、いいデザインかどうかという問題をこえて、今後のライフスタイル、そこでのデザインの役割を考えるのは、あらゆるデザインの分野で共通の課題だ」
デザイン関連では世界最大のウェブマガジン、designboomに公式応募ページが置かれ、同誌の編集長、バーキット・ローマン氏も審査員の一人として名を連ねるこのアワード。世界中のクリエイターたちがそのアイディアを競う、活気ある一大イベントとなることは必至だ。