「2017 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」が開催|CAR
CAR|恒例となったクラシックカーイベント
日欧米のクラシックカー100台が神宮外苑に集結
11回目を迎えるクラシックカーイベント「2017 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」が開催。約100台のクラシックカーが「明治神宮外苑イチョウ並木」から銀座の中央通りまでパレードする。企画展示もあわせて行なわれ、世界初のガソリンエンジン搭載車「ベンツ パテント モトールヴァ―ゲン(レプリカ)」から次世代の燃料電池車「トヨタ MIRAI」までが展示され、エネルギーの変遷を感じられる。日程は2017年11月25日(日)。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
企画展示のテーマは「過去を振り返る未来を想う -動力源の遷り変わり-」
2016年に開催から10周年を迎え、恒例イベントとなった「トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」が今年も行われる。
一般参加の約100台のクラシックカーが晩秋の東京の名所「明治神宮外苑イチョウ並木」から銀座の中央通りまでパレード、メイン会場となる明治神宮外苑正聖徳記念絵画館前には、往年の名車が勢ぞろいする。
企画展示のテーマは「過去を振り返る未来を想う -動力源の遷り変わり-」。自動車のエネルギー、自動運転技術など100年に一度の自動車変革期と言われる今年。自動車の歴史を創り上げてきた7台の異なる動力源をもつ車両を展示する。
130年前に世界最初といわれるガソリン自動車「ベンツ パテント モトールヴァ―ゲン(レプリカ)」をはじめ、1901年から日本でも販売され、当時世界最大の生産台数を誇ったアメリカの蒸気自動車「ロコモビル スチーム カー」、戦中・戦後のガソリン不足に対応し「薪ガス発生装置」を搭載した「トヨタ BM型トラック」から、燃料電池車「トヨタ MIRAI」に至るまでの変遷をみられる展示となる。
実際に乗車して記念撮影ができる車両として1914年製「フォード モデルT ツーリング」、アメリカ発のサブコンパクトカー「ナッシュ メトロポリタン」、1600ccという排気量ながら最高速度185kmを誇った「ロータス エラン S4」も展示される。
異なる時代、動力源で人々を魅了してきたクルマたち。あらためてクルマの歴史、文化に触れられるイベントだ。
開催にあたりトヨタ博物館の館長を務める布垣直昭氏は「自動車はいま、百年に一度の変革期にあるといわれています。電動化、自動運転、コネクティッド…自動車の可能性が飛躍的に広がりそうで、未来がどうなるのか大変楽しみでもあります。将来を見通したいと願うとき、過去の同様な変革期に何が起こったのかを振り返ると、おぼろげな未来に輪郭を与えてくれるものです。トヨタ博物館の新常設展示では、およそ130年前にガソリン車が誕生した頃、現代と同じように多様な動力源が生き残りをかけて競い合っていた事を紹介しています。今回CCFは、そうした過去の動力源の遷り変わりを振り返りながら未来のクルマに思いをはせる事をテーマにしました。動力車の先輩である蒸気自動車、当時から運転が楽で女性に人気だった電気自動車、戦後の燃料不足を支えた薪ガス車、ガスタービン車、環境問題に応えてきたハイブリッド車と水素燃料電池車…そんなクルマを前にしながら未来のモビリティや人々のライフスタイルはどう変わるのか、皆さまといっしょに想いをはせたいと思います。全国から集まった貴重なクラシックカーのかずかずと共に、過去と未来の両方にワクワクする一時をお過ごしいただけたら幸いです」とコメントした。
2017 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑
日時|2017年11月25日(土)
時間|10:00~15:30
※雨天決行 ただし、諸事情によりプログラムが変更となる場合あり。
入場料|無料
会場|明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前 特設会場
東京都新宿区霞ヶ丘町1-1
トヨタ博物館
https://www.toyota.co.jp/Museum/