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2017年10月27日
東京モーターショー 2017 リポート|Audi
Audi|アウディ
東京モーターショー 2017 リポート
Text by HARA AkiraPhorographs by ARAKAWA Masayuki
自動運転のレベル4を実現するコンセプトカー出展
アウディは、人工知能、電動化、スポーツの3つをキーワードとしたクルマを展示した。
まず、アウディAI(人工知能)とe-tron技術をミックスした日本初登場のコンセプトモデルが「エレーヌ」だ。フロント1基、リア2基の3モーターを車軸上に収めた4WDの電動SUVで、最高出力435ps、ブースト時には515psを発生するパワフルなモデルとなっている。
さらに航続距離500kmはエンジン車なみのロングドライブが可能で、AI技術を生かし、高速道路や駐車場など限定された場所ではドライバーの支援や介入を必要としない「レベル4」の自動運転が行える。スリーサイズは全長4,900×全幅1,980×全高1,530mmで、エクステリアはクーペルックの流麗なフォルムを持っている。
エレーヌ同様にAIを搭載するのが新型フラッグシップセダン「A8」。一定の条件下で運転操作を完全にクルマに任せられる「レベル3」の自動運転を可能にしたとして話題になった。エンジンは、3.0リッターV6から4.0リッターV8まであり、いずれもマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を採用することで電動化につながる要素も持っている。
また、MHEV技術を搭載したコンセプトカー「Q8スポーツ コンセプト」は、3.0リッターV6ターボのハイブリッド仕様で476ps/700Nmを発生。0-100km加速4.7秒の俊足と、1,200kmという航続距離が自慢のモデルだ。8気筒の性能と4気筒の燃費を実現した、パワーとエコを両立したSUVといえる。
このほか、「R8スパイダー」など刺激的なスポーツブランド「アウディ スポーツ」の現行モデルが展示されている。