東京モーターショー 2017 リポート|Toyota
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東京モーターショー 2017 リポート
Text by HARA AkiraPhorographs by ARAKAWA Masayuki
コンセプトはSTART YOUR IMPOSSIBLE
東京モーターショー2017のトップを切ってプレスカンファレンスを行ったトヨタ自動車。多数の報道陣が注目する中登場したのは、ディディエ・ルロワ副社長だ。「トヨタのスピーカーですがフランス人です」と会場を笑わせた後、今回のモーターショーのコンセプトが「START YOUR IMPOSSIBLE」であると説明した。
西展示場内の広大なスペースには、水素と再生可能エネルギーの活用が進んだ低酸素社会におけるモビリティを想定した燃料電池車(FCV)「Fine Comfort Ride」、スポーツカーと環境技術を融合した新たなクルマの楽しさを提案するコンセプトカー「GR HV SPORTS concept」のほか、VANの積載性能とSUVの力強いデザインを融合した新ジャンルのクロスオーバーコンセプト「Tj CRUISER(ティ ジェイ クルーザー)」などを展示した。
また、AI(人工知能)関連では、人とクルマがパートナーの関係になる四輪モデルのコンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i」と、歩行領域のモビリティ「TOYOTA Concept 愛I WALK」を展示。
さらにV8 5.0リッター ハイブリッドシステムを搭載した日本を表するショーファーカーの新型「センチュリー」や、「FUN to Drive」を突き詰めた革新的な走行性能を発揮する「クラウン コンセプト」も注目を集めている。
2020年の東京オリンピック、パラリンピックに向けても新しいモデルを開発。日本の「おもてなしの心」を反映した新型「JPN TAXI(ジャパンタクシー、発売済み)」や、燃料電池を使用した路線バス(FCバス)のコンセプトモデル「SORA」(2018年の発売予定)を出展した。