マイルドハイブリッドのQ8スポーツ コンセプトがジュネーブに登場|Audi
Audi Q8 Sport concept|アウディ Q8 スポーツ コンセプト
マイルドハイブリッドのQ8スポーツコンセプトがジュネーブに登場
アウディは、SUV「Q8スポーツ コンセプト」をジュネーブモーターショーでワールドプレミアした。
Text by YANAKA Tomomi
85リットルのタンクで1,200kmを超える航続が可能
今年1月のデトロイトモーターショーで発表した「Q8コンセプト」につづき、よりスポーティな雰囲気をまとった「Q8スポーツコンセプト」が登場した。
最大のポイントとなるのが電動式コンプレッサーを取り入れたマイルドハイブリッドシステムを採用していることだろう。
エンジンは3.0リッター6気筒TFSIツインターボエンジンを搭載。システム全体で最高出力350kW(476ps)、最大トルク700Nmを発生し、トランスミッションは8段ティプトロニックを組み合わせる。駆動方式は4WDで、0-100km/h加速は4.7秒を記録。マイルドハイブリッドの技術により、20kWのエネルギー回生能力と170Nmのトルクがくわわり、85リットルのタンクで、1,200kmを超える航続距離をも実現するという。
このマイルドハイブリッドシステムが配置されているのはクランクシャフトとトランスミッションの間。スタータージェネレーターがエネルギー回生の役割を担い、必要に応じて逆方向に作用。補助の駆動モーターとして働き、リヤのラゲージコンバートメント下には0.9kWhのリチウムイオンバッテリーを配置する。
ボディは全長5.02×全幅2.05メートルで、ほぼフラットで幅の広いCピラーなどはベースモデルの「Q8コンセプト」を踏襲。しかし、両側のエアインレットはQ8コンセプトより拡大し、より多くのエアを取り込めるデザインとなった。さらに、バンパー下端にはボディと同色のブレードが配された。
3メートルあるホイールベースのおかげで広い空間が出現した室内は、4人がゆったりできる広さ、またラゲッジは630リットルの容量が確保された。シートはファインナッパレザーとヌバックレザーのコンビネーションとなる。またインフォテイメントは、拡張現実の技術を生かしたヘッドアップディスプレイなど最新のテクノロジーが盛り込まれた。