ジャガー 新世代AWDシステムを開発|Jaguar
CAR / NEWS
2015年1月28日

ジャガー 新世代AWDシステムを開発|Jaguar

Jaguar|ジャガー

ジャガー 新世代AWDシステムを開発

ジャガーは4ドアサルーンの「XF」と「XJ」に、2013年モデル以降、AWD(全輪駆動)システムを搭載したモデルを設定すると、モスクワモーターショーの会場で発表した。

Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)

ランドローバーのAWD技術をジャガーにも

かつてジャガーには、AWD(全輪駆動)モデルが存在した。2001年にデビューを飾った「Xタイプ」に、前輪駆動ベースとなるAWDモデルが設定されていたのだ。その「Xタイプ」AWDモデルのベースとなったのは、当時、資本提携の関係にあったフォードの「モンデオ」であり、AWDシステムも、フォードの技術の転用によるものだった。そのためか、Xタイプがジャガーにとって初の全輪駆動車であることは、あまり知られていない。

今回、ジャガーが採用するAWDシステムは、おなじグループ傘下にあるランドローバーの技術をベースに開発され、ジャガーによれば、エンジントルクは前後に最大50:50の比率で配分。さまざまな天候や路面状況下において、最適なトラクションを発揮するという。現時点でそのシステムにかんする詳細は発表されていないが、全輪駆動車を専門とするランドローバーの血筋が注ぎ込まれているだけに、その実力には期待できそうだ。

搭載されるエンジンは最高出力340psを発揮する新開発の3.0リッターV6スーパーチャージャーガソリンエンジン。環境への配慮として、エンジンのオートストップ/スタート機能が備わる。組み合わされるトランスミッションは、8段オートマチックだ。

なお、この「XF」と「XJ」のAWDモデルは、北米、ロシア、中国、ヨーロッパをはじめ世界展開されるとアナウンスされた。

ジャガー 新世代AWDシステムを開発

           
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