ヴァンキッシュのロードテストを公開|Aston Martin
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2015年5月13日

ヴァンキッシュのロードテストを公開|Aston Martin

Aston Martin Vanquish|アストンマーティン ヴァンキッシュ

ヴァンキッシュのロードテストを公開

ヴァンキッシュ 発売に向け過酷なテストを実施中

標高2,000メートル、気温は32度という、高く、暑いネバダの山。アストンマーティンは先日発表されたばかりの「ヴァンキッシュ」を、この過酷な環境でテスト。それを英国メディア『AUTOCAR』は取材し、動画で公開した。

独特の猛々しいエンジンサウンドを轟かせて登場するヴァンキッシュ。V型12気筒エンジンを搭載し、全長4,720×全幅2,067×全高1,294mm、ホイールベースは2,740mmという数字は、フェラーリ F12ベルリネッタ(全長4,618×全幅1,942×全高1,273 mm ホイールベース2,720 mm)、ランボルギーニ アヴェンタドール LP 700-4(全長 4,780 × 全幅 2,030 × 全高 1,136 mm ホイールベース2,700 mm)と近い。

とはいえ、最高出力573ps/6,750rpm、最大トルクが620Nm/5,500rpmというエンジンスペックは、十分に高性能ながら、これらのライバルに一歩劣る。いっぽうで、ビデオ中でもいわれるように、先代にあたる「DBS」比で60パーセント以上拡大された室内は、オプションで+2のリヤシートをオーダー可能とされ、実用性の高さは、大きな魅力だ。

アルミニウムのプラットフォーム、VHアーキテクチャとカーボンのボディパネルの採用で軽量かつねじり剛性もDBSよりも25パーセント以上高いというこのヴァンキッシュ。エンジンのマウント位置も90mm低いという。

動画中でステアリングを握るのは、ヴァンキッシュのエンジニアリングマネージャー ポール・トーマス氏。DBSと比較した場合、ステアリングレシオが変更されており、よりクイックな操作性能からくる、クルマとの一体感がウリであり、DBSからの確実な進化があると語る。とはいえ、進化におわりはなく、ひとつが完成すれば、もっとよいものを、と考えるのがエンジニアだと話している。

ヴァンキッシュのデリバリーはいまだに秘密。しかし、このネバダ州でのテストのように、世界各地の過酷な環境下で、冷却、ブレーキ性能、オンボードシステムなど、各種走行テストを実施中だ。

           
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