メルセデス・ベンツ、新型Eクラスを日本で発表|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E-Class |メルセデス・ベンツ Eクラス
新型Eクラスを日本で発表
メルセデス・ベンツ日本は、北米国際自動車ショー(通称デトロイト モーターショー)で初公開された新型「Eクラス」を日本で発表。7月27日より注文受付を開始した。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
世界初、タッチコントロール機能をステアリングに装備
メルセデス・ベンツ「Eクラス」は、世界で累計1,200万台以上の販売台数を誇り、メルセデス・ベンツのラインナップの中で中核をなすモデル。1947年に発表されたW136/191型から数えて10代目、Eクラスの名を冠してからは5代目となる。
新型Eクラスのサイズは、「E200 アバンギャルド」で、全長4,930×全幅1,850×全高1,455mm。ホイールベースが先代比で65mm延長されたそのスタイリングは、最新のメルセデスのデザイン言語を備え、長いボンネットからクーペを彷彿とさせるルーフライン、そしてショルダー幅の広いテールエンドへと流れるようなシルエットを描く。リアエンドは、ホイールアーチ上方に幅の広いショルダーラインを施すことで、力強い印象が与えられた。
ボディに埋め込まれた2本バーデザインを取り入れた一体型リアコンビネーションランプを採用していることも、最近のメルセデスの一員であることを示す。また、スターダストや天の川、あるいはジェットエンジンの輝きを想わせるとメルセデスが説明する「スターダストエフェクト」というリフレクター構造をあらたに導入した。
インテリアデザインでハイライトとなるのは、2つの高精細12.3インチワイドディスプレイだ。2つのディスプレイを一枚のカバーガラスで覆ったコックピットディスプレイは、まるで空中に浮かんでいるように見え、インテリアの水平方向に流れを強調する中心要素となっている。
加えて、世界で初めてタッチコントロール機能をステアリングに採用。スマートフォンなどと同様にタッチセンス機能を内蔵したボタンは、縦方向および横方向のスワイプ操作が可能となっており、インフォテインメントの各機能の操作などをステアリングから手を離すことなくおこなえるという。
新開発ディーゼルエンジンもラインナップに加わる
新型Eクラスに搭載されるパワーユニットは、2リッター直列4気筒BlueDIRECTターボ、3.5リッターV型6気筒BlueDIRECTターボ、そして2リッター直列4気筒BlueTECターボディーゼルの3種類。2リッターのガソリンエンジンは、最高出力184ps、最大トルク30.6kgmを発生する「E 200」と、211ps、35.7kgmを発生する「E 250」2つの仕様が用意される。「E 400 4MATIC エクスクルーシブ」に搭載される3.5リッターガソリンエンジンは、最高出力333ps、最大トルク48.9kgmを発生する。
先代の2.2リッターに代えて新開発された2リッター ターボ ディーゼルエンジンは、最高出力195ps、最大トルクは40.9kgmを発揮。排ガス浄化システムは、DPFとSCR触媒コンバーターを統合した「sDPF(DPF with SCR Coating/選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)」を直接エンジン本体に取り付けることで経路を短縮することが可能となり、排ガスの温度低下による浄化効率の低下を防ぐだけではなく、システムのコンパクト化と軽量化をも実現した。
このエンジンラインナップに組み合わされるトランスミッションは、全モデル共通で9段オートマチックの「9G-TRONIC」を採用する。
足回りは、「E 200 アバンギャルド」、「E 200 アバンギャルド スポーツ」、「E 200 4MATIC アバンギャルド」、「E 250 アバンギャルド スポーツ」にAGILITY CONTROLサスペンションが備わる。いっぽう、「E 400 4MATIC エクスクルーシブ」にはマルチ チャンバー エア サスペンションAIR BODY CONTROLをメルセデス・ベンツで初めて設定した。これは、サイズの異なるチャンバーを用いることで、サスペンションの 硬さを3段階で調整できるというもの。路面状況、運転状況、乗車人数や積載状況に応じてダンピング特性や車高を変えることも可能だ。
新型Eクラスは、これらの新世代パワーユニットに加え、アルミニウム素材を積極的に採用した軽量ボディ、Cd値0.24を実現したエアロダイナミクスにより、走行性能、燃費性能、居住性能を高めている。
新世代運転支援システム「ドライブパイロット」を搭載
新型Eクラスでは、安全運転支援システムを多数標準装備している。メルセデス・ベンツとして初めて搭載される「ドライブパイロット」は、従来の「インテリジェントドライブ」を進化させたもので、カメラやセンサーを使いブレーキやアクセル、ステアリグを統合的にコントロールすることでドライバーの負担を軽減する機能だ。そのなかに含まれる、前走車追従機能の「ディスタンスパイロット ディストロニック&ステアリング パイロット」は、渋滞時の自動再発進の追加や車線だけでなくガードレールなど道路に並行に設置した物体を認識してステアリングをコントロールするようアップデート。さらに「アクティブブレーキアシスト」も交差点の車両飛び出しに対応するなど、さまざまな機能が最新のものとなった。
このほかにも、速度が80km/以上であれば、ウィンカーを2秒以上点滅させると、センサーで自車の周囲を確認し安全と判断した上で自動的にレーンチェンジを行う「アクティブレーンチェンジアシスト」もメルセデス・ベンツで初採用の機能だ。
また、世界初の機能として、ステアリング・パイロットを有効にしているあいだに、一定時間操作を行わないと音と光で警告を発し、それでもステアリングやアクセル、各種ボタンにアクションがされないときには、ドライバーが気を失っているなど緊急事態が発生しているとみなし、ゆっくりと車両速度を落として最終的に停止まで行う「アクティブ エマージェンシー ストップ アシスト」が搭載された。
また、世界初の機能として、ステアリング・パイロットを有効にしているあいだに、一定時間操作を行わないと音と光で警告を発し、それでもステアリングやアクセル、各種ボタンにアクションがされないときには、ドライバーが気を失っているなど緊急事態が発生しているとみなし、ゆっくりと車両速度を落として最終的に停止まで行う「アクティブ エマージェンシー ストップ アシスト」が搭載された。
発売は、「E 200 アバンギャルド」および「E 200 アバンギャルド スポーツ」が7月27日より、「E 200 4MATIC アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド スポーツ」、「E 250 アバンギャルド スポーツ」、「E 400 4MATIC エクスクルーシブ」は10月以降を予定しているとアナウンスされた。
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