ワンオフで製作した究極のロードスター発表|Aston Martin
Aston Martin Vantage GT12 Roadster
アストンマーティン ヴァンテージ GT12 ロードスター
ワンオフで製作した究極のロードスター
アストンマーティンが、ワンオフで1台のみ製作した「ヴァンテージ GT12 ロードスター」を発表。「ヴァンテージ GT12 クーペ」をベースに、専用のサスペンションセッティングやカーボンパーツが与えられた。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
顧客の細かいオーダーに応える「Q by Aston Martin」が製作
「ヴァンテージ GT12 ロードスター」は、顧客から注文を受け、ワンオフで1台のみ製作されたモデル。100台限定で製作された「ヴァンテージ GT12 クーペ」をベースに、アストンマーティンのカスタイマゼーションプログラム「Q by Aston Martin(Q バイ アストンマーティン)」がテーラーメイドしたものだ。
このヴァンテージ GT12 ロードスターは、クーペモデルのもつ高いドライビングパフォーマンスはそのままにオープン化を実現するため、構想から製作までに9ヶ月の期間を要したという。
600psを発生する6.0リッターV型12気筒DOHCエンジンに7段スポーツシフト IIIを組み合わせるドライブトレーンは、クーペモデルと変わらないが、サスペンションのセッティングは独自のものが与えられた。オープントップ化による剛性強化のため重量は増したが、このセッティングにより、クーペモデルと変わらないハンドリング特性をもつという。
また、新たに取り付けられた専用のカーボンファイバー製ボディパネルを装備することで、外観上の差別化が図られている。加えて、専用ボディカラー、トリムをまとうことで、ワンオフモデルらしい特別な印象を与える。
アストンマーティン副社長兼チーフ スペシャル オペレーションズ オフィサーのデイビッド・キング氏は、「GT12 ロードスターは、弊社が備えているあらゆるスキルを1 台に集約した最初のクルマです。このクルマは、スタイルとエンジニアリグの両面において、お客様の要望を完璧に反映させた、公道走行可能なワンオフモデルです。これこそが、Q by Aston Martin サービスの本質です」と語った。
価格は非公開で、今後製作されることはないという、真のワンオフモデルだ。
Aston Martin Vantage GT12 Roadster
アストンマーティン ヴァンテージ GT12 ロードスター
エンジン|5,935cc V型12気筒 DOHC
圧縮比|11.0 : 1
最高出力| 600 ps / 7,000 rpm
最大トルク|625 Nm / 5,500 rpm
トランスミッション|7段シーケンシャル「スポーツシフトIII」
駆動方式|FR