インフィニティの近い将来のSUVを示すコンセプト|Infiniti
Infiniti QX Sport Inspiration|インフィニティ QXスポーツ インスピレーション
インフィニティのSUVのデザイン方向性を表すコンセプト
日産がグローバルに展開するラグジュアリーブランド、インフィニティは北京モーターショーにおいて、中型SUVのコンセプトモデル「QXスポーツ インスピレーション」を公開した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
世界中のインスピレーションを集めたグローバルなデザイン
北京モーターショーでインフィニティが公開したのは、コンセプトモデル「QXスポーツ インスピレーション」。同ブランドのSUVモデルに共通する記号「QX」の名が示すとおり、インフィニティの中型SUVの将来像を示すモデルだ。
エクステリアはコンパクトモデル「Q30」やそのSUVモデル「QX30」で示されたデザイン言語を踏襲。ショートオーバーハングかつワイドなボディは、全長4,600×全幅1,900×全高1,650mm、ホイールベースは2,800mmで、最低地上高は230mmを確保する。
フロントにはインフィニティのアイコンであるダブルアーチグリルを配し、Dピラーは“クレセントカット”と呼ばれるS字カーブを描く独特な造形が目を惹く。ルーフは後ろに向かうにつれてなだらかに低められ、クーペライクなサイドシルエットを作り上げている。
QXスポーツ インスピレーションに散りばめられた特徴的なデザインは装飾的なものだけではなく、乗り降りのときにはサイドステップとなるサイドシルや、ボディのワイド感を強調しながらエアインテークの役割を持つフロントフェンダーの縦スリット、立体的な造形でエグゾーストと一体化したリアデフューザーなど、実用的な役割を担うものも多い。
ドライバー中心のインテリアは、ブラックとホワイトのコントラストカラーによるレザーで仕上げられた。
北京で発表されたQXスポーツ インスピレーションはロンドン、北京、サンディエゴ、そして厚木の4つのデザインスタジオの協業で作りあげられており、多様な文化やインスピレーションが混じり合いつくられたグローバルなデザインモデルだという。