up!の5ドア版が市場投入間近|Volkswagen
Volkswagen|フォルクスワーゲン
「up!」にあたらしい選択肢。5ドアup!が市場投入間近
3ドアシティコミューターとして本国ドイツでクラス最大の登録台数を誇るというフォルクスワーゲン「up!」。ことし5月、ドイツでディーラーに登場予定なのが、このup!の5ドア版だ。ドイツ以外の欧州市場への投入は初夏を予定している。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
3ドアからわずか475ユーロ増
昨年のフランクフルトモーターショーで「クロスup!コンセプト」として発表された5ドア版のup!のドイツディーラーへの投入が5月になることが決まった。フォルクスワーゲンによれば、3月6日からドイツでの受注がはじまり、欧州市場での販売は初夏からを予定している。up!購入者の半数以上が選択するだろうと同社が見込む今回の5ドア版up!は、3ドア版と同じエンジン(最高出力44kW/60psと55kW/75ps)を搭載し、同じモデルバリエーション(take up! move up! high up! black up! white up!)展開、同じ車両サイズとなる。ドイツでの販売価格は3ドア版と比べた場合、475ユーロ増の1万325ユーロだ。
日本導入が待たれる
外観でも3ドアでは後方にむかって切れ上がるようなラインをとっていたリアウインドウの底辺が、5ドア化にともない水平なラインになった以外に大きな変化はない。荷室容量も3ドア版と同等で、251ℓ。リアシートをたたむことで951ℓまで拡張できる。
ヘッドルームは前席993mm、後席947mm。レッグルームは後席で789mmだ。後席を前席よりも7cmほど高く設置することで、後席のフットスペースと視界を確保している。
タッチスクリーンで操作できる充実したインフォテインメントも3ドア版up!同様。
スマートフォンのようなイメージをもたらす、ルーフにまで伸びるフロントウインドウが特徴的なup!。日本への導入は2012年末などとも噂されるが、5ドア版も登場となればさらに注目をあつめること必至だ。