シトロエン C4 エアクロス|シトロエンのコンパクトSUVは三菱、プジョーと兄弟車
CITROEN C4AIRCROSS|シトロエン C4 エアクロス
シトロエンのコンパクトSUVは三菱、プジョーと兄弟車
シトロエンはプジョー 4008と兄弟モデルとなるコンパクトSUV、C4エアクロスを発表。来春より販売を開始する。
文=松尾 大
躍進するシトロエン
前C3の成功以来、世界各国で販売台数が増加し、勢いを増しているシトロエン。Cシリースのみならず、DSシリーズのラインナップも成功。発売間近となったDS5についても、これまでのシトロエン=ハイドロニューマチックの呪縛を取り払っても、なお魅力を提示できるだけの強力な商品力が備わっている。
そんなシトロエンだが、ことSUVについては商品構成の弱さが目立っていた。そこで、三菱アウトランダーをベースとしたCクロッサーを導入して、ある程度の成功を収めたこともあり、その下のクラスを受け持つモデルとして、C4エアクロスが導入されることになった。
このC4エアクロス、名前こそC4だが、ベースとなっているのはCクロッサーと同様、三菱製だ。今回、同時に4008を発表したプジョーとおなじPSAグループと協力関係にある三菱自動車からのOEMモデル。ベースとなっているのはRVRだ。
しかし、外見上はどこから見ても現代のシトロエン流デザインが貫かれている。実際、外板のほぼすべては専用設計だという。
エンジンはガソリン2種類、ディーゼル2種類の4タイプ。ヨーロッパ市場は、PSA製のターボディーゼルユニットのみの販売。1.6リッター版が最高出力82kW(112hp)、最大トルク270~280Nm、2.0リッター版が最高出力110kW(150hp)、最大トルク300Nmで、ともに6段マニュアルトランスミッションと組み合わされる。
その他の地域では、三菱製ガソリンエンジンも搭載される予定だ。5段マニュアルトランスミッションと組み合わされる1.6リッターエンジンは最高出力85kW(116hp)、最大トルク152Nmを発揮、5段マニュアルまたはCVTと組み合わされる2.0リッターエンジンは最高出力113kW(150hp)、最大トルク198Nmを発揮するという。
駆動方式は、2輪駆動または4輪駆動が用意され、4WDシステムは三菱製である。
このシトロエンC4エアクロス、来年春にはリリースの予定である。