プジョー 4008|新型クロスオーバーを発表
PEUGEOT 4008|プジョー 4008
プジョー、新型クロスオーバーを発表
プジョーは、シトロエン C4 エアクロスの兄弟車となるコンパクトなSUVモデル、4008を発表した。
文=松尾 大
ベースは三菱RVR
プジョーでこれまで販売されてきたSUV、4007は三菱アウトランダーをベースとしたもので、おなじPSAグループのシトロエンにおいては、Cクロッサーというネーミングで発売されてきた。しかし、昨今世界的にクロスオーバー車、SUV車の需要が高まっていることから、4007あるいは3008だけではカバーしきれないレンジを埋めるべく、登場したコンパクトSUVが4008だ。
今回発表された、4008はベースとなったのは、三菱自動車のRVRだ。しかし、アウトランダーをベースとした4007に比べると、デザインがより巧妙になり、ベースモデルの面影はほとんど見えないものとなっている。
それもそのはずで、今回のモデルは外板については前後のドアを共通のものとした程度。フロントマスクは508にはじまった最新のプジョーデザインがもちいられている。
エンジンはガソリン2種類、ディーゼル2種類の4タイプが用意される。ヨーロッパ市場においては、このうち最高出力82kW(112hp)、最大トルク270~280Nmを発揮する1.6リッター ターボディーゼルユニットと、最高出力110kW(150hp)、最大トルク300Nmを発揮する2.0リッター ターボディーゼルユニットのみを販売。ともに6段マニュアルトランスミッションと組み合わされる。
その他の地域では、それぞれのマーケットのニーズや特性を勘案しながら、ラインナップが揃えられる。なお、ガソリンエンジンについては、最高出力85kW(116hp)、最大トルク152Nmを発揮する1.6リッターエンジンは5段マニュアルと、最高出力113kW(150hp)、最大トルク198Nmを発揮する2.0リッターエンジンは5段マニュアルまたはCVTと組み合わされるという。
駆動方式については2輪駆動と4輪駆動が用意されるが、ヨーロッパをはじめとした地域では4輪駆動だけが発売されることになるとしている。
ボディサイズは全長4,340mm、全幅1,800mm、全高1,630mmで4007にくらべると300mmも短くなった。プジョーによるとより使い勝手のいい大きさになったという。
なお、日本への導入については現時点ではアナウンスされていない。