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2015年3月6日
Porsche 911 GT3 R│最高出力が500psにアップした2012年モデル
Porsche 911 GT3 R│ポルシェ 911 GT3 R
最高出力が500psにアップした2012年モデルを発表
ポルシェAGは、レーシングモデル「911 GT3 R」の2012年モデルを発表した。
文=谷中朋未
デリバリーは2011年11月から
2012年モデルが発表された「911 GT3 R」。カスタマーレーシングチーム向けの車輛ラインナップでは、ベーシックモデル「911 GT3 CUP」と、ル・マン24時間などのGT2カテゴリー用のマシン「911 GT3 RSR」の中間に位置する。2010年のデビュー以来、優れたハンドリングとスピードで人気を博してきた。
2012年モデルでは、搭載されている4リッター水平対向エンジンのインテークシステムの最適化により最高出力を20psアップし、368kW (500ps)を実現。ステアリングホイールのパドルシフトもよりすばやくシフトチェンジができるようになり、ドライバーはよりブレーキングに集中できるようになった。
また、ブリッピング機能の追加など、トランスミッションのプログラムを最適化したことでシフトミスやオーバーレブを起こすこともほぼなくなったという。トランスミッションはドグタイプの6段シーケンシャルトランスミッションを採用し、その増大したパワーにあわせて強化。トランクションコントロールシステムは「911 GT3 R」が誕生した2010年のデビューから進化を続けており、ABSはブレーキをより的確にコントロールできるようになったという。
デリバリーは2011年11月から順次開始される予定で、ポルシェモータースポーツでは、2010年と2011年モデルの911 GT3 Rにたいしても、2012年モデルのスペックアップデートキットを用意している。