Ferrari Four(FF)|フェラーリ フォー(FF) アジアパシフィックでのプレミア!
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2015年3月16日

Ferrari Four(FF)|フェラーリ フォー(FF) アジアパシフィックでのプレミア!

Ferrari Four(FF)|フェラーリ フォー(FF)
上海オートショー 2011

注目の最新フェラーリ 上海に上陸!

フェラーリは、上海オートショーにて、フェラーリ FFをアジア圏内ではじめてお披露目した。

Text by OPENERS

あたらしいフェラリスタのためのあたらしいフェラーリ

2011年4月19日、上海オートショーのプレスデーにおいて、フェラーリ初の4輪駆動モデル「FF」がアジアパシフィックではじめて公開された。FFは、フェラーリが掲げる「あたらしいフェラリスタのためのあたらしいフェラーリ(Different Ferrari for different Ferrarist)」戦略にふさわしい、革命的なモデル。同車がもつパフォーマンスをこの機会におさらいしてみよう。

搭載されるエンジンは、6.2リッター V型12気筒で、最高出力660ps/8,000rpm、最大トルク683Nm/6,000rpmを発生。0-100km/h加速を3.7秒で駆け抜け、最高速度は335km/hを記録する。

燃費は15.4ℓ/100km、CO2排出量360g/kmという数値は、このハイパフォーマンスからすると十分な結果だと言えるだろう。ほかの12気筒モデルと比較すると599 GTB フィオラノが、燃費17.9ℓ/100km、CO2排出量が415g/km。599 GTOが、燃費17.5ℓ/100km、CO2排出量411g/kmと、FFが環境性能にかんしても良好な数値を記録していることがわかる。

Ferrari FF|フェラーリ FF アジアパシフィックでのプレミア|02

4輪駆動システムは、後輪のトルクを維持したまま、コンピュータによって路面状況に応じたトルクを前輪に配分するというフェラーリ独自の4RMシステム。

インテリアのシートフレームにマグネシウムを採用し、キャリパーは軽量なブレンボ製のカーボンセラミックブレーキを装着。そのほか、多くのコンポーネントの細部にまで手をくわえることで、車輌重量は1,880kgまで抑えられている。パワーウェイトゥレシオは2.7kg/psだ。

一方で、十分な実用性も考慮されているのがこのFFの特徴だ。大人4人がくつろげるというシートとキャビンを備え、トランク容量も450リットルに。さらに独立可倒式のリアシートを格納すると最大800リットルまで拡大することができる。

このたびの上海オートショーでは、FFのほかに、「458イタリア」、ブルー・ツール・ド・フランス仕様の「フェラーリ・カリフォルニア」などが展示される。両車輌とも、FFに採用されている「HELE(ハイ・エモーション/ロー・エミッション)CO2排出量削減システム」を搭載することができるという。

また、今回のアジアパシフィックプレミアの発表を機に、フェラーリ ジャパンは2011年7月にFFを日本導入することをあきらかにしている。

Ferrari Four(FF)|フェラーリ フォー(FF)
ボディサイズ|全長4,907×全幅1,953×全高1,379mm
ホイールベース|2,990mm
車輌重量|1,880kg
エンジン|6.2リッター V型12気筒
最高出力|485 kW(660ps)/8,000 rpm
最大トルク|683 Nm(69.6kgm)/6,000rpm
欧州複合燃費|15.4ℓ/100km
CO2排出量|360g/km
駆動方式|4輪駆動
トランスミッション|7段デュアルクラッチトランスミッション

           
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