PEUGEOT|プジョー ジュネーブで発表されるモデルは?
PEUGEOT|プジョー
プジョー、新生308が今年の目玉
ジュネーブショーでの出展車を発表
プジョーは、3月1日開幕のジュネーブモーターショーにおいて、出展するクルマのラインナップを発表した。
Text by OPENERS
HDi FAPユーロ5エンジン搭載モデルは、98g/kmのCO2排出量を達成
今回の発表のなかで、もっともトピックだといえるのが、販売より3年半のあいだで、世界100カ国以上で、90万台を売り上げたという「308」の2011年モデルだ。この新型は、現行モデルからのフェイスリフトを受け、フローティングしたグリル、ボンネット、LEDバイキセノンヘッドライトなどが意匠変更されている。インテリアにかんしても、デザイナーたちが、「高品質を追求した」とのべているように、より高いクオリティの素材が、シート、トリムに用いられている。オプションで、パノラミックルーフ、シートごとに温度の調整ができるクライメートコントロール、オーディオにはJBL製のユニットを装着することができるという。ボディの形状は、ハッチバック、エステートのSW、コンバーチブルのCCをラインナップする。
エンジンは、最高出力98~200bphのガソリンエンジン、最高出力92~163bphのディーゼルエンジンで、それぞれ4タイプから選択可能。そのなかでもe-HDiストップ&スタート技術を用いた1.6リッターHDi FAPユーロ5エンジンを搭載するモデルは、最高出力112bphを発生する一方で、CO2排出量98g/kmを達成している。
3008 HYbrid4の限定モデルが300台限定販売
そのほかに発表されるのが、「アスファルト」リミテッド・エディションという、マットグレーのボディーカラーを纏った2ドアクーペ「RCZ」特別仕様車。また、パールセント・ホワイトのボディカラーとツートーンのフルレザートリムを特徴とする「3008 HYbrid4 リミテッド・エディション」は、ショーでの発表後、インターネット上で限定300台の予約受けつけを開始するという。
この3008 HYbrid4は、前輪を駆動する最高出力120kW/163bphのディーゼル・エンジン(2.0リッターHDi FAP)と、後輪を駆動する最高出力27kW(37bph)の電気モーターを組み合わせる世界初のディーゼルハイブリッド車だが、プジョーによると、2012年には、508にも同様のパワートレインが積まれたモデルが登場するとしている。
同時に、プジョー・スポールから2月に発表されたばかりの新型908も、同ショーでワールドプレミアとなる。ルマン・カップでの総合優勝を標榜する同車は、最高出力550bphを誇る新型のV型8気筒 HDi FAPエンジンを積み、完璧なテクニカルレギュレーションのもと、制作されたと謳われている。プジョー・スポールは、そのほかのコンセプトモデルの発表もあわせておこなうとのことだ。
昨年、創業200周年という記念すべき年に、全世界での売り上げを16.3パーセント伸ばし、累計約214万2,000台の史上最高の販売台数を記録。
3008、5008のMPVセグメントだけを取っても、約20万台を販売しているプジョー。今後の戦略にも注目が集まる。